等位接続詞and、but、orの処理方法とは?英文解釈のキーポイントを味方につけろ!

この記事を読むと
等位接続詞が非常に重要であることが分かります

 

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● いつもありがとうございます、まこちょです。

 

今回の記事は、僕の英文解釈指導のキャリア(?)からいっても3本の指に入る超重要な事項をご紹介します。

 

それが等位接続詞(and・but・or)が文中に出てきたときの処理方法。いや~…やばいですよ、これ。

 

 

みなさんはもしかしたらandは「そして」、butは「しかし」、orは「また」としか意識していないんじゃないでしょうか。いやいやそんなもんじゃありません。この等位接続詞は非常に深いんです。

 

 

この等位接続詞を十分に理解すると、それだけで英文解釈能力は大幅に向上するくらいですからね。

 

 

そこで今回はこの等位接続詞and、but、orが英文解釈上どのくらい重要なのかを味わってもらおうかなと思います。もちろんTOEICリーディングの向上にも効果絶大ですので、ぜひマスターしていただければ幸いです。

 

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等位接続詞の基本ルール

等位接続詞を使う場合には、その基本ルールをしっかり理解しなければ英文をまともに読むことは出来ません。そのくらい解釈上のキーポイントになることが多いのです。

 

等位接続詞はその性質上「何か」「何か」をつないでいるのですが、これを仮にABとします。

 

じつは 等位接続詞で繋がれたAとBはある「ルール」によってつながっていることをまず理解しましょう。なおここからは等位接続詞のandを使って説明しますね。

 

等位接続詞 A and Bのルール
AとBは文法上同じ形のものが来る

 

これは非常に重要なポイントになります。例えば次の例文を見てください。

We worked by day and by night.

 

この文は等位接続詞のandでつながっていますが、このandが繋げているのは一目で分かりますよね。

 

We worked by day and by night.

訳「我々は昼も夜も働いた」

 

この2つはby~で両方とも同じ形になっているところに注目してください。次の例はどうでしょうか。

 

I got up at six in the morning today and ate breakfast.

 

この文もandでつながっています。このようにA and B でつながった文は、まずBの形を見て、そして同じ形をAの方で発見するという手順を踏むとスムーズにいきます。

 

A and Bの手順
Bを見る
② 同じ形をandの「前」で発見する

 

 

andの後ろはateeatの過去形です。したがってandの前で同じ形を発見しましょう。この時に重要なのは、等位接続詞が繋げているものが動詞の場合、しっかりと「時制」まで会わせるということです。

 

 

I got up at six in the morning today and ate breakfast.

 

 

このandが繋いでいるのはgotateということが分かります。

 

 

I got up at six in the morning today

and

(I) ate breakfast.

 

「私は今日、朝6時に起きて、それから朝ご飯を食べた」

 

では次はどうでしょうか。

 

例①

Our teacher taught us how to make a good plan and carry it out.

 

 

andの後ろがcarryだからって同じ動詞であるtaughtに飛び込んではいけませんよ。

 

 

carry動詞の「現在形」ですので、過去形であるtaughtとつながっている訳がありません。「時制」もしっかり合わせるのがポイントです。

 

 

そう、ここはtaughtではなくmakecarryandがつなげているんですね。

 

Our teacher taught us how to make a good plan and carry it out.

Our teacher taught us how to 

make a good plan 

and 

carry it out.

「先生は私たちによい計画の立て方とその実行の仕方を教えてくれた」

 

では、この文のcarrycaughtになったらどうでしょう?そうすると今度はtaughtとcaughtがandとつながっていることになりますので、

 

例②

Our teacher taught us how to make a good plan and caught it out.

Our teacher

taught us how to make a good plan 

and 

caught it out.

 

となります。

「先生は私たちによい計画の立て方を教えて、それをやり遂げた」

 

例①と例②の和訳を見てください、全然違う。

 

このように等位接続詞が何をつないでいるのかを正確に把握することは英文解釈上非常に重要なポイントなのです。

 

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練習問題

以上のポイントをつかんだ上で、今回の英文を読んで見ましょう。ポイントはやはり等位接続詞の処理になります。

 

【問】次の文を解釈しましょう

My father had a strong idea that half the disobedience of little children arose from want of employment and that they had a very early perception of amusing themselves.

 

【英単語】

  • disobedience「不服従」
  • arose(ariseの過去形)「生じる」

 

最初のandがつなげているもの

 

My father had a strong idea …  and that they had… 

 

まずは最初のandがつないでいるものですが、後ろがthat they(S) had(v)that節が来ていることが分かりますので、それと同じ形をしている箇所をandの前に探しましょう。すると、

 

My father had a strong idea [that half the disobedience(S) arose (V) …] and [that they(S) had(V) …]

My father had a strong idea [that~], and [that~]

 

と同じthat節andの前で見つけることができます。

 

最初のthat節の中身は、disobedienceが辞書的な意味では「不服従」ですが、of little childrenで分かるとおり、「小さな子供たちの不服従」ではあまりにも固いですね。ここは、「子供たちが(親の)言うことをきかない」程度に訳しておくと良いでしょう。

 

want「動詞」ではありません。from(前置詞)の後ろにありますからこのwant名詞「不足」

 

employment「雇用」ですが、やはり意味が通じませんので「雇用不足」→「やることがないこと」とするといいかと。

 

that節の訳「子供が親のいいつけを聞かない場合の半分は(子供が)するべきことがないからだという(強い考え)」

 

また、andの後ろのthat節had a very early perception「早期の認識を持つ ⇒ 早い段階から分かっている」

 

後半のthat節の訳「子供は楽しむということを早い段階から分かっている(ということ)」

 

全体の訳は「私の父は、子供が親の言いつけをきかない場合の半分はするべきことがないからということとそして子供は楽しむということを早い段階から分かっていると信じこんでいた」

 

あとがき

さて、今回はいかがだったでしょうか。andの結んでいるものを正確にとらえることが英文解釈上非常に重要であることをしっかりつかんでくださいね!

 

また会いましょう。

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