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使役動詞have+O+過去分詞の5文型を英文解釈!訳し方を徹底解説してみた

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5文型

この記事は

「have+O+過去分詞の訳し方についていつも悩んでしまいます。使役動詞の一種でSVOC文型を取ることは分かるのですが、何か訳し方が多くないでしょうか?ぜひその見分け方を教えて欲しいのですが…」

と悩んでいる英文リーディング学習者に向けて記事を書いています。

 

● いつもありがとうございます、まこちょです。

 

英語の単元に「原形不定詞」を使った使役動詞(make / have / let) があって、苦手意識をもっている英語学習者も多いかと思います。

 

この使役動詞の形なのですが、基本の形がmake / have / let + O+ 原形不定詞「Oに~させる」と表現するのですが、この原形不定詞の箇所は何も原形不定詞だけとは決まっているわけではありません。

 

The coach made me practice batting every day.

 

例えばこの英文はpracticeが原形不定詞で「私に練習させる」と表現します。訳は「コーチは私に毎日バッティングの練習をさせた」となり使役動詞は「主語(S)が自ら手をくださない」構文を作ることができるんですね。

 

ところがこの原形不定詞の部分を「過去分詞」に変えた形もあるのです。形としては「have + O + 過去分詞ですね。この形になると突然訳し方が難しくなり、意外にしっかりと解釈できない場合が多々見られます。

 

そこで今回はこの使役動詞のパターンをしっかりと徹底攻略!意外に意味が豊富はhave O 過去分詞をぜひ会得してみましょう。

 

以下の記事を最後まで読了すると、以下の点であなたの英文リーディング能力は著しく向上します。

 

▶have+O+過去分詞の訳し方が分かる
▶意外にこの形には様々な意味があることが分かる

 

ぜひhave+O+過去分詞の形をマスターして今後の英語学習にお役立てください!

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have O 原形不定詞とhave O 過去分詞の違い

まず、確認してもらいたいのは、このhave O 原形不定詞とhave O 過去分詞は一体何が違うのかと言うところ。

 

ポイントは原形不定詞だろうと過去分詞だろうとC(補語)ですので、この構文は必ずSVOCの第5文型になる、と言うところです。

 

使役動詞(make / have / let)のポイント
文型は必ずSVOC(第5文型)になる

 

 

SVOC第5文型の特徴は覚えているでしょうか?SVOC文型はOとCの間に必ず「主語⇒述語」の関係があるというのは非常に重要で、知らないといけません。

 

まこちょ
まこちょ

SVOCのOとCには主語と述語の関係?何だそりゃと思ってしまった人は以下の記事をなめるように熟読してみましょう。SVOCが英文解釈上、超重要な形であることが分かります

 

SVOC(第5文型)英文の解釈方法を教えます!ポイントは知覚動詞と「因果関係」の動詞だ

 

 

そうすると先ほどの例文は、

 

The coach(S) made(V) me(O) practice(C) batting every day.

 

となり、mepractice

 

I practice

「私が練習する」

 

「主語 ⇒ 述語」の関係があると分かるわけです。では次の形はどうでしょうか。

 

I had my decayed tooth pulled out at the dentist’s.

 

この文も使役動詞haveが使われているのですが、Cの部分がpulledで「過去分詞」になっています。もちろんこの文もSVOCの第5文型であるのは先ほどと同様ですので、my decayed toothとpulledの間には「主語 ⇒ 述語」の関係があります。

 

過去分詞の場合は前にbe動詞を補うと分かりやすいでしょう。

 

I(S) had(V) my decayed tooth(O) pulled(C) out at the dentist’s.

 

My decayed tooth was pulled (out at the dentist’s)

「私の虫歯は歯医者で抜かれた」

 

つまりCの位置が「原形不定詞」の場合と「過去分詞」の場合では、次のような意味上の違いがあると言えますよね。

 

have O + C(原形不定詞)

⇒ OとCは「能動関係(~する)」

have O + C(過去分詞)

⇒ OとCは「受動関係(~される)」

 

まずはOとCの関係によって、Cが「原形不定詞」か「過去分詞」かが決まることを理解しましょう。

 

let は原形不定詞しかCに置けない

ここで、ちょっと英文法が得意な方はちょっと疑問に思うことがあるんです。それはCに「過去分詞」が来る使役動詞はhave以外ないのか?というもの。

 

have以外の使役動詞はmake / letがありますが、実はmakeの使役動詞のCの部分に過去分詞が来る用法はありますが、かなり限定的で、letに至ってはCの位置に「過去分詞」が来る形がありません。

 

makeの場合はmake + O + heard / understoodの形で使うのがメインになります。しかもその時はOの形が-selfになることに注意しましょう。

 

I couldn’t make myself understood in English.

「英語で自分の言葉を(相手に)理解させることができなかった」

 

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have O 過去分詞の意味のいろいろ

以上の点が使役動詞の基本になりますが、have O 過去分詞の形がやっかいなのは、意味が豊富であるということです。ここでまとめてみましょう。

 

【have O 過去分詞の意味】

  • ① 使役 「Oを~してもらう、させる」
  • ② 被害 「Oを~される」
  • ③ 完了 「Oを~してしまう」

 

けっこうありますよね。特に重要なのが②でこれはよく間違える形になります。

 

例②

She had all her money stolen.

「彼女はお金を全部盗まれた」

 

これはTOEICはもちろんのこと、大学入試等、資格試験にも頻出。had all her money stolenの語順をhad stolen all her moneyとやってしまわないように注意が必要です(こうすると「彼女は自分のお金を盗んだ」というとてもマヌケな英文が出来上がってしまいます(笑))

 

では今回のポイントを踏まえた上で、本日の英文解釈をしてみましょう。

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have+O+過去分詞の練習問題

Now I myself have reached that stage in life where I would like to have my birthdays remembered but not my age.

 

[単語]

  • that stage in life:「人生の時期」

 

さて、どうでしょうか。一文がやたら長い文章ですが、丁寧に前から解釈してみましょう。

 

Now I myself have reached that stage in life…  

⇒ 「さて、私自身は…という人生の時期にさしかかりました」

 

myselfはIを「強調」する再帰代名詞です。

 

どんな「時期」なのでしょう?と、まるでこちらの疑問を見透かしたかのように関係副詞のwhere以下「どんな時期」が説明してくれます。

 

 

that stage in life where I would like to have my birthdays remembered but not my age.

 

 

would like to V「Vしたい」で特に問題はないでしょう。問題は後ろのhave my birthdays rememberedですね。

 

この箇所の語順に注目できるかがこの解釈を正確にできるかどうかが決まります。have(V) my birthdays(O) remembered(C)とOとCの間に「主語⇒述語」の関係があることに注目して

 

 

I would like to have my birthdays remembered

「私は自分の誕生日を覚えていてもらいたい」

 

 

と訳していきます。but not my agebut相関構文。相関構文というのはnot A but B「AではなくB」とかnot only A but also B「AだけでなくB」などが有名です。大事なことはAとBは文法上「同じ形」が来るということです。

 

つまりここではmy birthdaysmy ageを比べているのです。「年齢ではなく」

 

全体訳は以下になります。出来ましたか?

訳「さて、私自身は、誕生日は覚えていただきたいのですが、年齢は覚えておいていただきたくないという人生の時期に指しかかりました」

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あとがき

 

さて、今回はいかがだったでしょうか。使役動詞の解釈は難しく、気づかないことも多々あるのでぜひマスターしてくださいね。

 

また会いましょう。

 

SVOCの英文解釈はすべての基本となります。もし文型についての理解が足らないと考えている人は以下のカテゴリ一覧をのぞいてみて集中的に学習してみてはいかがでしょうか。

 

 

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