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「前置詞+抽象名詞」の特殊な形は要注意!TOEIC PART5・6に頻出の用法を押さえよう

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重要英文表現
この記事を読むと
「前置詞+抽象名詞」の種類が分かります

 

● いつもありがとうございます。まこちょです。

 

TOEIC PART5・6の文法パートの問題は、大学入試の英語と比べるとそれほど重箱の隅をつつくような問題は出題されません。

 

このパートで狙われるポイントはあくまでも実際のビジネスシーンの中で、メール等のやり取りで間違えそうな箇所が狙われます。

 

やっぱり実践で役に立たないマイナーな知識を問いても意味がありませんからね。

 

そんな英語運用能力を確認するTOEICのようなテストでも、これは知らないと分からないだろうな、という問題もちらほら見受けられるんです。

 

しかもモノによってはTOEIC文法パートの常連になっているのも珍しくありません。

 

今回ご紹介する文法事項もそんな種類の文法問題になるかと。それが「前置詞+抽象名詞」の問題。

 

なんだ「前置詞+名詞」か、と思った人もいらっしゃるんじゃないでしょうか。確かに英語は「前置詞+名詞」のオンパレードで、この形自体は特に珍しくないからです。

 

ですが、TOEICに出題する「前置詞+名詞」はただの「名詞」ではなく「【抽象】名詞」。このパターンはある程度の暗記が必要で、知らないととても対応できません。

 

そこで今回はTOEICに出題される「前置詞+抽象名詞」のパターンを徹底網羅。ぜひマスターしていただいてTOEIC PART5・6のスコアアップに役立ててくださいね!

 

もちろんこの「前置詞+抽象名詞」の用法は英文リーディングでも頻出の表現です。以下のポイントに注意して記事を読んでください。

 

前置詞+抽象名詞の種類が分かる

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抽象名詞ってなに?

まず、そもそも抽象名詞っていったい何?と思う方もいらっしゃるかと思いますので説明しますね。

 

抽象名詞というのは一言でいうと「形のない名詞」のこと。例えば「愛」を形にすることはできませんよね。♡マークじゃないですよ?(笑)

 

この、具体的な形のない名詞を前置詞と組み合わせてイディオムを作るんです。

 

TOEICに出る主な抽象名詞は以下の通り。

 

value 「価値」

importance「重要」

ease「楽」

purpose「目的」

use「使用」

chance「偶然」

 

他にもたくさんありますが、テストで狙われる抽象名詞をご紹介しました。こういった抽象名詞とある前置詞を組み合わせると特殊な意味になることが重要です。

 

また、抽象名詞は以下のような特徴がありますので押さえておきましょう。

 

【抽象名詞】

不可算名詞なので通常は「無冠詞」+「単数扱い」

 

Health is better than wealth.

「健康は富に勝る」

 

※注意※

抽象名詞でも冠詞(a(n)やthe)を使って表現することがあります。その場合は「特定」のものを指す場合に使われることがもっぱらですね。

 

Your Porsche is a beauty.
「君のポルシェはすばらしい」

 

a beauty (きわだって美しい、見事だ)

 

of + 抽象名詞

抽象名詞の前にofをつけると、全体で「形容詞」と同じ働きになります。

 

of + 抽象名詞 ⇒ 形容詞

 

This story is of importance.

= This story is important.

「この話は重要だ」

 

この「前置詞+抽象名詞」は形容詞が使える場面でどこでも使うことができるんです。例えばIt is 形容詞 to Vの構文にも使えますよ。

 

It is of importance for the company to be careful of its employees’ health conditions.

「従業員の健康状態に気を付けることが、その会社にとって重要だ」

 

その他の使い方としては以下があります。

 

of help(use) = helpful (useful) 「役に立つ」
of sense = sensible 「分別のある」
of value = valuable「価値のある」
of worth = worthy 「価値ある」

 

この前置詞ofの性格を一言で言うと「~の状態だ」を表す前置詞であるということ。例えばof valueで「価値のある → 価値のある状態だ」にすることができるんですね。

Your idea is of value.

= Your idea is valuable.

「君のアイデアは価値がある(状態だ)」

 

ちなみに同じ「状態」を表すことができる前置詞にinもあるのですが、in + 抽象名詞は「形容詞」に変えることができないのは超重要ポイントです。

 

例えば in danger「危険な状態だ」という意味ですが、これをdangerousに書き換えることはできません。

 

His life is in danger.

「命危し」

 

with + 抽象名詞

前置詞がwithと抽象名詞の組み合わせで「副詞」の働きと同じになるんです。例えばwith + easeeasily「容易に・簡単に」といった意味になるんですね。

 

He found it with ease

= He found it easily.

「彼はそれを簡単に見つけた」

 

その他のwith + 抽象名詞

with care = carefully 「注意深く」

with patience = patiently 「忍耐強く」

with diligence = diligently 「勤勉に」

 

He listened to me with patience.

= He listened to me patiently.

「おとなしく僕の話を聞いていた」

 

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その他の前置詞+抽象名詞

抽象名詞の前に置く前置詞はwith / of / in ばかりではありません。ですが数が少ないのである程度は暗記してしまいましょう。

 

by + 抽象名詞

byといっしょに使う抽象名詞はchanceが超有名。by chance「偶然に」と「副詞」の働きをすることができるんです。

 

I met him by chance[accident].

「彼に偶然出会った」

 

他にもby mistake = mistakenly「間違って」by nature「生まれつき」などがあり、どれも頻出表現です。

 

I entered her room by mistake.

「私は間違って彼女の部屋に入ってしまった」

 

on + 抽象名詞

on purpose「わざと」が有名。

 

He insulted me on purpose. 

「彼は故意に私を侮辱した」

 

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あとがき

さて、今回はいかがでしたでしょうか。この「前置詞+抽象名詞」は突然出題されると、「気づかない」パターンが圧倒的ですので、普段から問題をこなして練習しておいてくださいね。

 

また会いましょう。

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