分詞構文は深い!?これがTOEIC PART5頻出の黄金パターンだ!【後編】

この記事を読むと
分詞構文の奥の深さが分かります。

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● いつもありがとうございます、まこちょです。

 

前回、TOEICに出題される分詞構文について、その基本的な用法と作り方を解説しました。そして記事を書いているうちに、これは相当長くなると確信した私は、分詞構文について【前編】【後編】に分けることに相成りました。ご了承ください。

 

そんなわけで今回は分詞構文の応用【後編】になるわけですが、何事にも順番というものがありますので、お手数ですが以下の【前編】をまずお読みいただいてから今回の記事に進んでいただけると理解が深まります。

 

前回の記事で基本的な分詞構文の作り方を説明しましたが、この分詞構文なかなか奥が深く、あらゆる形となって問題に登場します。

 

そこでこの後編では分詞構文の意外な使い方をご紹介します。ぜひモノにして、今後の英語学習にお役立てください。

 

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分詞構文の位置

まず、意外に質問が多いのは分詞構文の「位置」についてです。

 

分詞構文の例文は、現在分詞が文頭に来る形で紹介されることが多いですよね?例えば前回の記事でもすべての例文が~ingから始まる英文ばかりでした。例えば

 

Being sick, he is in bed.

 

こんなのや、

 

Being painted yellow, the wall looks bright.

 

こういった感じです。

 

ところが、この分詞構文というのはいつも文頭からスタートするとは限りません。文の後半から~ingがスタートする場合もあるし、文の途中にカンマ「,」を使って挿入される事だってあるんです。

 

分詞構文の基本パターンは以下の3つになるのですが、①の型ばっかりの例文をずっと見ていると②③のパターンの分詞構文に気づかない恐れが出てくるんです。

分詞構文の3つのパターン
①「文頭」 ⇒ ~ing (~ed) … , S+V
②「文の後半」⇒ S+V…~ing (~ed) …
③「主節のSとVの間」⇒ S,~ing (~ed) … , V

 

分詞構文にはこの3つの位置が考えられます。例えば②の例は

 

Tsunami destroyed the city, and caused the economic downturn.

「津波は街を破壊し、経済停滞を引き起こした」

 

といった等位接続詞などで2文を繋いでいる文を分詞構文をつかって表現するときに起こったりします。andなどの等位接続詞だってしっかりと「接続詞」ですから、分詞構文化することができるんです。

 

Tsunami destroyed the city, and caused the economic downturn.

Tsunami destroyed the city, causing the economic downturn.

 

この文の後半につく分詞構文は、前の文を受けて「そして」と順接のニュアンスでつなげていくと良いでしょう。

 

③の主節の文中に挿入される場合はもっと分かりにくい。なんと主語(S)と動詞(V)の間ですからね。ただカンマで区切られていますから、ここから分詞構文のスタートであることは比較的容易に理解できると思います。

 

Miki, taking out a key from her bag, opened the box.

「ミキはバッグから鍵を取り出し、その箱を開けた」

 

このパターンは分詞の直前の名詞を追加説明するときに文中に分詞構文を入れることが多いですね。

※ワンポイントメモ※

この、文中に入れる分詞構文と文末に置く分詞構文のパターンに関してよくある質問は、「この両者に違いはあるのか?」という質問です。

 

例えば上の例文なのですが、元はand等で繋がれた2つの文なのですが、

 

Miki took out a key from her bag, and opened the box.

 

この分詞構文にして、文末に置いたか、または文中に挿入したかの違いでしかありません。

 

【文末パターン】

Miki took out a key from her bag, opening the box.

 

【文中パターン】

Miki, taking out a key from her bag, opened the box.

 

したがってこの2つの書き方はすべて作者次第であり、そこに特別な意味はないということは覚えておきましょう。問題は分詞構文が使われている!ということにしっかり気づくことが重要です。

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なぜ分詞にする必要があるのか

この分詞構文、英語学習者からの質問はそれこそ「雨あられ」、ひっきりなしに登場します。例えばこのような質問なんか多いですね。

 

「先生、なぜこの分詞構文はわざわざ動詞を【分詞】に変えなければならないのですか?」

 

というもの。「別に動詞のままだっていいじゃないか!」というニュアンスをその生徒から受けました。例えば先ほどの文ですが、これをopeningと分詞構文にしないで、

 

Miki took out a key from her bag, and opened the box.

Miki took out a key from her bag, opened the box.

 

ただandを省いて、そのまま動詞の過去形openedのままでいいじゃないかということなのですが、もちろん間違っています。それは次のようなルールがあるからなんですね。

 

英文の基本ルール
英文は大文字から始まってピリオドの間に動詞(V) – 1= 接続詞の数」 の関係がある

 

このルールは英文を作成するにあたってかなり重要なルールなのですが、これって意味が分かるでしょうか。例えば

 

 

When I came home, I was very tired.

 

 

この文は文頭からピリオドまで動詞は2つありますよね。ということはこの文は動詞の数(2)ー1で接続詞が必ず1つ必要です。

 

 

When I came home, I was very tired.

 

 

この文は接続詞whenが使われているのでしっかりとルールに沿って作られていることが分かります。これを意味が分かるからといって

 

When I came home, and I was very tired.

 

とか

 

I came home, I was very tired.

 

とか表現してはいけないことは分かるでしょうか。そうすると先ほどの

 

Miki took out a key from her bag, opened the box.

 

がこの「動詞の数ー1=接続詞の数」のルールに反しているので英文表現としては認められないのも分かるかと思います。ところがこのopenedの部分をopening、つまり「現在分詞」にすると、「動詞」ではなくなるので、動詞の数にカウントされなくなりますから、

 

Miki took out a key from her bag, opening the box.

 

動詞の数(1)ー1=接続詞の数(0)

 

とこの公式通りの文が出来上がるのでした!なぜ動詞をわざわざ分詞にするか分かってもらえたでしょうか。英文構成の基本ルールに合わせているだけなのです。

 

分詞構文なのに接続詞が残る場合がある

分詞構文というのは、接続詞を省いて動詞を~ing形にする、というシンプルな用法です。つまり基本的に分詞構文を使ったときには接続詞がないはずじゃないですか

 

ところがこの接続詞が譲歩「~だけれども」の接続詞のときは注意が必要です。例えば

 

Though she was very busy, she helped me finish the work.

「彼女は、多忙にも関わらず、私が仕事を終えるのを手伝ってくれた」

 

この文は譲歩の接続詞Thoughを使った英文ですが、この文を分詞構文にすると以下のようになることはもう分かるかと思います。

 

(Being) very busy, she helped me finish the work.

 

※Beingは省略できますが、この形ではまれです。

 

もちろん分詞構文としては間違いではありませんが、この文はもともと譲歩の接続詞を使っていたことからお分かりの通り、前後の文の論旨が逆になっているわけですが、Thoughを取ってしまうとその論理関係が分かりにくくなってしまいます。

 

したがって読む人によっては非常に意味を把握するのが困難になってしまうのです。さすがにこれを作成した作者だって、間違った意味で読まれたくはありません。

 

そこでThoughをもう一度付け直すという行為に出たのでした。

 

Though (being) very busy, she helped me finish the work.

 

こうすることによって意味を取り違えないように工夫したんですね。まぁ英語学習をしている私たちからすれば「はた迷惑」感はぬぐえませんが(笑)

 

この用法はThoughWhileなどの接続詞で起こりますので注意すると良いでしょう。

あとがき

さて今回はいかがだったでしょうか。今回は分詞構文について【前編】と【後編】に分けてお届けしましたが、分詞構文、深いです。

 

ぜひマスターしていただいて今後の英語学習にお役立てください。

 

また会いましょう。

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