「受動態」の問題はTOEIC頻出!動詞の「態」を的確に判断する方法とは?

この記事を読むと
「態」の問題に強くなれます。

 

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● いつもありがとうございます、まこちょです。

 

TOEICに限らず、英語の問題において動詞の形を問う問題は大人気です。特に受動態になるのか能動態になるのかの判断はTOEICの大好物。

 

正直ここをモノにしないとTOEIC PART5はかなり苦戦するのではないか?と言っても良いくらい重要単元です。そこで今回は「受動態」の問題を徹底解説!この機会にぜひ完璧にマスターしていただいて「態」の問題に強くなっておきましょう。

 

オオカミ君
受動態って「~される」とか訳す奴だろ?「~する」とどうやって見分ければいいんだ?
まこちょ
この「態」の問題は動詞表現のなかでも特に重要だからTOEIC問題でもよく問われるよ!

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目次(Contents)

能動態と受動態の基礎

 

英語には英語には、能動態受動態という2つの主語と動詞の関係を表す態があり、受動態のことを「受け身」という場合もあります。基本的な形は次のようになりますので、しっかりと覚えてしまいましょう。

 

① 能動態「Sが~する」

S + V

② 受動態「Sが~される」

S + be + 過去分詞

 

このように公式で書くととても簡単なのですが、要するに①の能動態の場合は「行動を起こす人(もの)」が主語になっているという点、②受動態の場合は「行動を起こされるもの(人)」が主語になっているというのが最大の違いと言っていいでしょう。ちょっと例文を見てみましょう。

Everybody loves Tom.

「誰もがトムを愛している」

 

この文はEveryonelove「する」んですよね。そう、Everyoneが行動を起こす側、つまり「動作主」ということになります。それに対して

 

Tom is loved by eveybody.

「トムはみんなに愛されている」

 

主語のTomlove「する」ほうではありません。love「される」、つまり「愛される」ほうなんです。このように「~される」方を「受動者」なんて読んだりしますよ。この点をもっと分かりやすく「矢印」で表現してみましょうか。「みんながトムを愛している」は右向きの矢印になっています。

 

【loveに関して】

Everybody (動作主) Tom(受動者)

 

つまり「能動態」というのは動詞の部分が必ず「右向きの矢印(→)」になると覚えておけばバッチリです。それに対してTom(受動者)が主語になると必ず、

 

Tom (受動者) ←  everybody(動作主)

 

と 必ず「左向きの矢印(←)の関係になると覚えておきましょう。まとめると

能動態と受動態
① 能動態「~する」:動作主「⇒」受動者
② 受動態「~される」:受動者「⇐」動作主

 

ということになります。

 

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受動態の形いろいろ

 

受動態「~される」の基本形はbe動詞 + 過去分詞ですが、この受動態の形、実はさまざまな形があります。「時制」の変化によって未来形になったり現在完了形になったりしますが、どの「時制」になったとしてもbe + 過去分詞の部分は必ずありますので見逃さないようにしましょう!

 

● 受動態のさまざまな形

① 現在形:be + 過去分詞

is loved

② 現在完了形:have been + 過去分詞

have been loved

③ 未来形:will be + 過去分詞

will be loved

④ 未来完了形:will have been + 過去分詞

will have been loved 

⑤ 進行形:be being + 過去分詞

is being loved

オオカミ君
なるほど!どんな時制になっても必ずbe動詞 + 過去分詞が入ってるな!

 

どんな時に受動態になりやすいか

 

能動態は「~する」ですから、主語には当たり前の話ですが「する」という意思をもつものが主語になるのが普通です。例えば

 

He reads… 

「彼が…を読む

He「意思」を持つ人物ですから「自分で行動をおこす」ことができるのでHe reads…と能動態で表現するわけです。これを

 

He is read… 

「彼は読まれる」?

 

と「受動態」の表現にしても意味がありません。それに対して初めから「意思」を持たないもの、例えば「本=book」などは

 

The book uses

「本は…を使う」?

 

としたら、まるで本に手があって何かをするみたいに聞こえます。ここは

 

The book is used

「本は使われる

 

と自分で行動できない「意思をもたないもの」は受動態から疑っていくのが正しい解釈となります。もちろん例外などはいくらでもありますが基本としてこういった構えを持っておくのが良いでしょう。

「態」の基本の構え
主語(S)が意思を持つものは「能動態」、持たないものは「受動態」になるのが基本と考える

 

 

オオカミ君
「本が読む」なんてのは、アン○ンマンの世界だけだな!(笑)

 

練習問題

 

ちょっと練習問題をやってみましょう。以上の点に注目すると、意外に簡単に解答できてしまうものですよ。

 

【問】( )に適当なものを入れなさい。

(1) Smoking is strictly (                ) in any part of the building.

  1. forbid
  2. forbidding
  3. forbidden
  4. forbidder

 

(2) The young and attractive sales lady at the cosmetics counter (                  ) advising her customers on their purchases.

  1. enjoy
  2. enjoying
  3. enjoyed
  4. is enjoyed

 

【解法】

 

(1) 主語のsmoking「喫煙」ですね。smoking自体には「意思」はありませんから「喫煙が~【する】」という能動表現はおかしいと分かります。forbidは「禁じる」という動詞ですから、ここは「喫煙は【禁じる】のではなく「喫煙は【禁じられる】受動の関係がよりふさわしいと分かるわけです。答えは3.が正解。

訳「この建物のいかなる場所でも喫煙は厳しく禁止されている」

 

(2) この文の主語(S)は長いですが、The young and attractive sales lady「若くて魅力的な女性販売員」です。

選択肢を見てみるとenjoy「楽しむ」ですから、「女性販売員 ⇒ 楽しむ」と能動の関係があるのは明白ですね。ladyは「単数形」ですから動詞が現在形の場合には3人称単数現在のSをつけなければなりませんから1.の選択肢は間違っています。答えは3.のenjoyedが良いでしょう。

訳「化粧品売り場にいた若くて魅力的な女性販売員は、購入商品について顧客に助言することを楽しいと感じていました」

 

あとがき

 

 

さて今回はいかがだったでしょうか。この「態」の問題はTOEICの超頻出箇所ですので、ぜひマスターしていただければと思います。

 

 

また会いましょう!

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