就職・転職に超有利なTOEICスコアの目安とは?これが市場評価のあるTOEICの点数だ

この記事は

 

「TOEICのスコアって言うけれど、いったいどのくらい点数を取れば就職・転職に有利になるのかなぁ。大体の目安でいいから就職・転職に有利なTOEICのスコアの目安を知りたいなあ」

と考えているTOEIC学習者向けに記事を書いています。

 

●こんにちは、まこちょです。

 

最近では猫も杓子もTOEICのスコア、スコアと世間で騒ぎ立てていますが、もっと本質的なことを忘れちゃいけませんよね?

 

それは「何のためにTOEICのスコアを取りたいのか?」ということです。

 

目的が今一つはっきりしていないのに、周りがやたらにTOEICのスコアをゲットするのは超大事!なんて煽るから、ついその気になって自分もTOEICのスコアが気になってしまった。「よく考えたら何で俺、TOEICの勉強してるんだっけ?」なんていう人、実は多いんです(笑)

 

もちろんTOEICのスコアをある程度ゲットできれば、何と言っても履歴書に堂々とTOEICのスコアを記載することができます。

 

なぜスコアを積極的に記載するのかというと、最近の就職・転職において、TOEICのスコアはその人の英語力を測るのにかっこうの指標になっているからですね。

 

今や大企業だけでなく中・小企業でも海外とのやり取りが求められますから当たり前と言えば当たり前なんですけどね。

 

仕事の内容によっては、TOEICのスコアを持っていることが就職・転職活動における絶好のアピールポイントになりますので、英語力を活かした仕事をしたいと考えている方は、TOEICで高スコアをゲットするのは希望の仕事に就くためのいわば「登竜門」としてとらえると良いでしょう。

 

ところでTOEICで高スコアを持っていると就職・転職に有利なのは分かるのですが、具体的に【どの程度】スコアを取ると、希望の就職や転職をすることができるのでしょうか。

 

だっていくら高スコアが必要だからと言っても、TOEIC900点と600点ではその勉強内容が異なりますよね?

 

自分の希望の職種がTOEIC700点を要求しているというのに、TOEICで990点の満点をとる学習方法をしたとしてもはっきり言ってオーバーワークです。600点から700点に上げるのと800点から900点に上げるのでは、勉強の負荷とかかる時間が段違いですからね。

 

したがって、もしこれから就職活動や転職活動を考えている人でTOEICのスコアが欲しい人は、まず自分にとって必要なTOEICスコアを冷静に見つめることが重要です。

 

そこでこの記事では就職・転職の目安として、職種ごとにTOEICのスコアはどの程度必要なのかを一気にまとめてみました。以下の記事を読むと

 

  1. 自分の求める職種が要求するTOEICスコアの目安
  2. 新卒と中途別に要求されるTOEICスコアの違い

 

がはっきり分かるようになります。

 

これから就職活動、または転職活動を考えている人はぜひ参考にしてくださいね。

 

企業はバリバリあなたのTOEICスコアを参考にする

まずは以下の表を見てください。

 

(引用元:「上場企業における英語活用実態調査2013年」報告書

 

これによると、なんと企業の75%がTOEICのスコアを重視しているという調査結果がでています。この表は2013年度版で若干データが古いのですが、いかに企業が新卒や中途で入社してくる人材に英語力を求めているのかが分かるというものです。

 

しかもこの図を見てみると、新卒よりも中途採用者の方が高いTOEICスコアを要求されることが多く、710点というハイスコアになっています。中途採用者は「ガチ」でTOEICのスコア獲得に躍起にならなければならないということですね。

 

しかもこのデータは2013年です。今は2019年ですから、実際に企業で要求されるスコアは

 

新卒 = 600

中途 = 750

 

を目安としてTOEIC学習に務めると良いでしょう。

 

【参考】企業が求めるTOEICスコア(平均)

  • 新入社員 450~650
  • 中途社員 585~795
  • 海外赴任 555~765
  • 技術部門 480~720
  • 営業部門 525~775
  • 国際部門 655~865

 

(引用:TOEIC公式ホームページ

 

やはり、就活生はTOEICスコアが600点が一つの目安になることがわかりますよね。それにしても国際部門は要求されるTOEICスコアもレベルが高いですね。

 

え!スコア600点未満はアピール力が全然ない??

よくTOEIC600点そこそこを獲得したので履歴書に意気揚々とスコアを書き込む人がいらっしゃいますが、やめておいた方が無難です。

 

TOEICスコアが600点弱というのは、平均点が580点ぐらいを考えると実はそれほど企業にとって驚くべきスコアじゃないんですね。キツイ言い方をすると見向きもされないかもしれません。

 

例えばこれはTOEIC公式ページの資料ですが

Aランク 860~990 Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。
Bランク 730~860 どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。
Cランク 470~730 日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションがとれる。
Dランク 220~470 通常会話で最低限のコミュニケーションができる。
Eランク 5~220 コミュニケーションができるまでに至っていない。

 

(引用出典:TOEICスコア PROFICIENCY SCALE

 

このように表記されており、日本の企業の方はこの表の基準を意外にしっかり守ります。理由は簡単で、他人の英語力を測る物差しを自分自身で持っていないのでTOEIC公式に準じて英語力を評価している訳です。

 

したがってもし履歴書に書くのでしたら最低でもスコア650~700に達してからにしましょう。

TOEICスコア達成に必要な学習方法は以下の記事を参考にしてください。

【プロがガチで解説】スタディサプリTOEICコースを使い2ヶ月で600点を突破するために必要なこと

 

部門によっても要求されるTOEICスコアが変わる

例えば国際部門での配属を希望する方は、当然英語力の髙さを求められ、必然的にTOEICのスコアもそれなりのものが要求されます。

 

「上場企業における英語活用実態調査2013年」報告書によると、国際部門で求められるTOEICのスコアは655~865ですので、最低でもTOEIC800点は欲しいところです。

 

TOEICスコア+「スピーキング」の習得が今後のカギ

また、いくらTOEICスコアが重要とはいっても、企業によってはTOEICの点数+αを重視しているようです。例えば以下の図をちょっと見てください。

 

(引用元:「上場企業における英語活用実態調査2013年」報告書

 

この図からでもお分かりの通り、企業は今後「コミュニケーション」としての英語能力を求めるのは【確実】で、2020年の英語4技能を測る新大学入試テストの実施を皮切りに、今後は「スピーキング」「リスニング」能力がより新卒・中途採用者に求められるのは確実です。

【転職成功率】⇒ TOEICテストを受けている人が1.2倍の高さ

 

「そんなにTOEICのスコアばっかりに躍起にならなくても、企業はちゃんと私のことを見てくれるさ!」

 

って本当にそうでしょうか?以下のデータを見てください。

 

(引用:転職なら、求人情報・転職サイトdoda(デューダ)より

 

このデータによるとTOEICテストを受けている人とそうでない人との転職成功率の差はなんと1.2倍。意外と差があることにびっくりしました。また、転職する人のうち、30代の方が一番TOEICスコアの有無に影響があるという報告もあるんです。

 

(引用:転職なら、求人情報・転職サイトdoda(デューダ)より

 

うーん、こうしてみると転職を考えている20~30代の方は「本気で」TOEICのスコアを獲得していかないと成功率が悪くなるということになりますね。厳しい…

企業ごとに要求するTOEICスコア一覧

企業の求人情報をなどを確認すると、各企業が求めるTOEICスコアを知ることができます。主要な企業を一覧にしましたので参考にしてください。

【TOEICスコア 800点以上】

  • スクウェア・エニックス(海外営業)
  • リコー(グローバル事務)
  • 日立製作所(M&A)
  • アビームコンサルティング
  • Ubisoft
  • 楽天株式会社
  • 株式会社コナミデジタルエンタテイメント
  • 大阪ガス株式会社

など

【TOEICスコア 700以上】

  • いすゞ自動車(海外営業)
  • ソフトバンク
  • ファーストリテイリング
  • 株式会社ジェイティービー
  • グラクソ・スミスクライン株式会社
  • アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 
  • 武田薬品工業株式会社 
  • 日産自動車株式会社
  • ユニリーバ・ジャパン
  • 日本フローサーブ株式会社
  • 株式会社ジーシー
  • アークレイ株式会社経営戦略
  • 三菱電機株式会社
  • マツダ株式会社(SE)

など

【TOEICスコア 600以上】

  • 日本アイ・ビー・エム株式会社
  • 全日本空輸株式会社
  • エイヴィエルジャパン株式会社
  • 日産トレーデイングジャパン株式会社
  • 日本オラクル株式会社(セールス)
  • 第一実業株式会社(営業)
  • 株式会社クボタ
  • 株式会社村田製作所
  • 新日鉄住金ソリューションズ
  • デンソー

など

企業が求めるTOEICスコアを具体的に知りたい方は「転職サイト」の登録をしておきましょう。

⇒ 人材紹介・転職なら『マイナビエージェント』

 

あとがき

今回は就職・転職活動で有利になるためのTOEICスコアの目安についてお話しました。

 

今、一生懸命TOEICのスコアを上げようと努力している人は、まず「なぜTOEICのスコアを上げなければならないか」「就職・転職のためにどのくらいTOEICのスコアが必要なのか」をしっかり考えましょう。

 

それによって自分に必要なTOEICのスコアを冷静に見つめ直すことができるようになりますし、TOEIC学習のモチベーションも上がるはずです。

 

TOEICのスコアはみなさんの将来に向けての「手段」であることを忘れないでくださいね!

 

また会いましょう。

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