スポンサーリンク
● いつもありがとうございます、まこちょです。
本日はTOEICを受けるにあたって、絶対に避けることはできない箇所を攻略しようかなと思います。それが接続詞と接続副詞の違いについて。
なんでこんなにTOEICはこのジャンルが好きなんでしょうね?ってなくらい出題されます(笑)つまりここを攻略しないのはTOEICスコアでハイスコアを狙っていませんと言っているようなものなんですよ。
したがって本日はこの接続詞と接続副詞の違いについて徹底的に攻略したいと思います。一見非常に似ているこの二つの品詞実は使いかたはだいぶ変わりますので、TOEICのテストで翻弄されないようにしましょうね!
スポンサーリンク
目次(Contents)
接続詞と接続副詞の違いとは?
まずはしっかりとそれぞれの違いをつかむことが重要です。この違いを利用したTOEICの問題が頻出することをまずは押さえましょう。
接続詞
接続詞のポイントとして、TOEICが狙ってくる最重要ポイントはまずこれです。
接続詞は文と文を接続するわけなのですが、そのとき、文頭(大文字からスタート)からピリオドまでの間にピリオドは「たった一つ」しか使ってはいけません。例えば接続詞のwhenですが、
例
When I came home, I was very tired.
「家に帰るととても疲れた」
この文は非常に簡単な文ですが、よく見てください。接続詞whenが2文( I came homeとI was very tired)をつなげていますよね。ピリオドは文末の1つだけです。
このように接続詞の最大特徴は、間に「ピリオド」を入れないで「文」同志をつなげることができる、という事なのです。この点に注目しながらちょっと接続詞を使った例文を見てみましょう。
例
He was late for the meeting because he got stuck in a huge traffic jam.
「彼はひどい交通渋滞に巻き込まれ、その会議に遅刻しました」
She loves eating steak and mashed potatoes.
「彼女はステーキとマッシュポテトが大好きだ」
I like you but he doesn’t like you.
「私は貴方を好きだが、彼はあなたを好きではない」
そしてこの点が次の接続副詞との最大の違いになっていて、TOEICもこの点をよくついた問題が出題されます。
接続副詞
この接続副詞、ネーミングこそ「接続詞」と似ていますが、よく見ると接続【副詞】なんです。接続詞と全然違うんですね。
この接続副詞、接続詞との最大の違いは文と文をつなぐことができないところです。
例えばちょっと例を見てみましょう。however,「しかしながら」は代表的な接続副詞ですが、
× She was wise, however, she was wrong.
のようにShe was wiseとshe was wrongをつなげることができません。これがbutだったら「接続詞」ですので
She was wise, but she was wrong.
と「文」同士をつなげられるんです。
スポンサーリンク
接続副詞の使い方
では、接続副詞の使い方はどうすればよいのでしょうか。それは以下のように使えばよいのです。
① 接続副詞の前にピリオドをつけて、文と文を切ってしまう。
例えば先ほどの英文なら
She was wise. However, she was wrong.
こうすると、ピリオドのところでいったん文が「途切れる」わけですから、however,が文と文をつなげているわけではなくなるんです。
② 接続詞と併用する
もちろん接続詞との併用をしても大丈夫!例えば
She was wise and however, she was wrong.
なんてやれば、2つの文はandの接続詞でつながっているということになりますからバッチリですよね!
③「;(ゼミコロン)」を使う
意外と知られていないのですが、セミコロンは別名「接続詞の何でも屋」と言われています。ということは…?
He was very kind; he was loved by everybody.
「彼はとても親切だった。だからみんなに愛されていた」
と表現することもできるんです。もちろんここに接続副詞とのコラボも可能ですよ。therefore,「それゆえに」という接続副詞を使って
He was very kind; therefore, he was loved by everybody.
と使ってもまったく問題ありません。
ここでここまでをまとめておきましょう。つまりこういった表現が可能なのです。
① S+V ~, but S+V ⇒ ◎
② S+V ~. But S+V ⇒ △ できますが、学術論文では避けられますね。
③ S+V ~, however S+V ⇒ × howeverは接続副詞なので接続詞の代わりにはならない。
④ S+V ~. However, S+V ⇒ ◎ 接続副詞の後ろにはカンマを打つのを忘れずに!
⑤ S+V ~; however, S+V ⇒ セミコロンは「接続詞」の何でも屋。
接続副詞の種類
接続副詞の種類は多種多様。ここではTOEIC Part 5に出てくる代表的な「接続副詞」をご紹介します。
- consequently 「その結果として」
- however「しかしながら」
- indeed「実際」
- nevertheless「それにもかかわらず」
- futhermore「さらに」
- as a result 「その結果として」
- therefore「それゆえに」
- thus「したがって」
- on the other hand 「その一方で」
- moreover「なお」
- otherwise「それゆえに」
- meanwhile「一方で」
うーん、けっこうありますね(笑)他にもありますが、少しずつ覚えるようにしましょう。
さてここで練習問題です。果たして全問正解できますでしょうか?
練習問題
【問】( )に適切な方を入れなさい。
(1) He offered me a discount, ( ) I didn’t buy.
- but
- however,
(2) Mark was ill. ( ) he went to work.
- Although
- nevertheless,
(3) ( ) she didn’t study much, she got the high score on the exam.
- However,
- Although
さて満点がとれましたか?
解説
(1) He offered me a discount, ( ) I didn’t buy.
- but
- however,
赤い文と青い文が【ピリオドもなし】につながっているわけですから( )には「接続詞」がほしいところです。したがって2.のhowever,は「接続副詞」ですからふさわしくないと分かります。1.が正解。
訳「彼は私に値引きしてくれたが、私は買わなかった」
(2) Mark was ill. ( ) he went to work.
- Although
- nevertheless,
( )の前がピリオドです。したがってこの文はMark was ill. のところで文が切れていることになりますよね。
したがって、「接続詞」を使って文をつなげる必要はないんです。1.のAlthoughは「接続詞」なので今回は必要ありません。答えは2.の接続副詞 nevertheless,「それにもかかわらず」が良いでしょう。
訳「マークは具合が悪かった。それにもかかわらず彼は仕事に行った」
(3) ( ) she didn’t study much, she got the high score on the exam.
- However,
- Although
文と文の間は「ピリオド」ではなく「カンマ」です。したがってこの赤い文と青い文をつなぐには「接続詞」が必要ですね。
したがって( )の中には「接続詞」が必要と分かるわけです。2.のAlthoughを入れましょう。
訳「彼女はそれほど勉強しなかったけれども、テストで良い点数を取った」
あとがき
さて今回はいかがだったでしょうか。このように「接続詞」と「接続副詞」は非常にTOEICで狙われるところです。ぜひマスターしてTOEIC問題作成者を驚かしましょう!
ではまた。