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● いつもありがとうございます、まこちょです。
よくTOEICのリーディングの学習をしていると、文頭がWhatで始まる英文を見たことがあるかと思います。実はこのシチュエーション、苦手な人が意外に多くてびっくりしました。何でもwhatを「何~?」と訳すのか、それとも「~すること」と訳すのか悩んでしまうということなんです。
whatは確かに「何~?」と訳す場合と「~すること」と訳す場合の2種類があり、悩むことがあるのも事実。ですがそれが「文頭」の場合でしたらある箇所をみただけで訳を特定することができるんです。
今回はこの点をみなさんと押さえていきます。TOEIC英文解釈に即効性のあるポイントかと思いますので、ぜひ参考にしていただけたら幸いです。
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目次(Contents)
文頭がWhatの文は「文末」に注目しよう
例えば次のような英文はよく見る英文です。
例
What she said to me made me happy.
こういった、文頭がwhatから始まる文はまず「文末」を見ることをおススメします。慣れてくるとそんなことをしなくてもwhatの識別は出来るのですが、それまでは意識的に文末を見て訓練しましょう。
ちなみにwhat節の範囲ですが、以下のルールを覚えておきましょう。
ここではmadeの前までがwhat節の範囲になります。
[What she said to me] made me happy.
文末を見ますが、以下のことをチェックしてください。
② 「?」がない ⇒ whatは関係代名詞「~すること」
なんと文末に「?」があるかどうかで意味を特定します。今回の例文は「?」がありません。したがってWhatは「~すること」と訳すことになります。what節は全体で「名詞」になりますので、ここではmadeの主語(S)として使われています。
[What she said to me] (S) made (V) me (O) happy (C).
「彼女が言ったことは私を幸せにしました」
文頭のWhatが「疑問詞」になるケースも見ておきましょう。
例
What do you have for breakfast?
このwhatは「疑問詞」ですね。訳は「あなた朝食に何を食べるの」となります。
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本日の課題
【問】次の英文を解釈しなさい
What we are saying is that an elephant is large for an animal and a second is small as time goes.
- large for an animal 「動物にしては大きい」
- small as time goes「時間にしては小さい」
さて今回の英文はどうでしょうか。一見長い文章ですが、慌てずに前から訳してみましょう。ポイントはやはり文頭のWhatになりますね。
Whatの節の範囲はisの前まで
● What we are saying is… ⇒ 節の範囲のルールを使うと、「節の終わり」は2つ目の動詞の前までですよね?したがってare(V)とis(V)の2つの動詞がありますから、isの前までが節の範囲となります。
文末を見ると「?」がありませんのでWhatは「~すること」と訳していきます。
[What we are saying] is…
「私たちが言っていることは…だ」
こういう風に英文を読み始められた人は今回のミッションは成功ということになりますね。
動詞の後ろのthat節は接続詞から疑う
せっかくですからthat以下も解釈しましょう。
● … is that an elephant is large for an animal and a second is small as time goes
動詞isの後ろにthat S+Vが来たらまずは接続詞を疑いましょう。「~することだ」が訳の基本になります。
例
I think that he is a teacher.
「私は彼が先生であると思う」
この文ではthatの後ろの文がandで2つつながっています。したがって…is that S+V~and (that) S+V…となっているんです。今回は等位接続詞のandの話はオミットしますがTOEIC英文解釈上とても重要なポイントですよ。
訳「私たちが実際に言っていることは、像は動物にしては大きく、秒は時間にしては短いということなのだ」
あとがき
さて今回はいかがだったでしょうか。文頭のWhat節は苦手な方が確かに多いです。ですがちょっとコツをつかむと意外に簡単に読めるようになりますので、ぜひ身につけていただければと思います。