● みなさんこんにちは、まこちょです。
今回は地味に質問が多い「否定疑問文」の答え方について徹底解説します。
この否定疑問文なのですが、そもそもの問題として「否定文を疑問文にできる」ということを知らない英語学習者がいるというのは驚愕です。知ってました?否定文って疑問文にできるんですよ。例えば
例
She doesn’t study Japanese.
↓
Doesn’t she study Japanese?
「彼女は日本語を勉強しないんですか?」
こんな感じで疑問文にすることが可能です。まず今回の否定疑問文の攻略の第一歩として【否定文を疑問文にできる!】という事実をまずは受け入れましょう。
ところでなぜこのようなことを言うのかというと、この否定疑問文、実は中学の英語学習要項に記載されていない、つまり中学英語では触れない箇所なのですね。
したがって高校に入ってから急にこの不定疑問文について質問が多くなるのはむしろ当然と言えます。そりゃそうですよね、これまで学習してないんだから。ましてやこの否定疑問文の「答え方」なんて言うに及ばずですね。
否定疑問文の答え方に悩んでしまう英語学習者は多いです。なんかYes、Noが逆になる、と学習している人もいらっしゃいますが、どうして「逆」になるのかをしっかりと理解していない場合がよく見られます。
そこで今回は否定疑問文の答え方とYes、Noについて徹底解説!ぜひ今後の英語学習に活かしてくだされば幸いです!
目次(Contents)
Yes、Noは単なる掛け声
否定疑問文を攻略するには、まず答え方のYes、Noのことをよく知らなければなりません。よくあるカン違いはYesは「はい」、Noは「いいえ」と覚えてしまっているパターン。
じつはYes、Noは単なる掛け声であり、Yes ⇒「はい」、No ⇒ 「いいえ」などの訳はありません。これは便宜上、日本語訳に当てはめたにすぎないのです。そしてこのカン違いのせいで、今回の「否定疑問文」の答え方に悩んでしまう英語学習者が多いんですね。
もちろんYes、Noのついては以下の絶対ルールがすべてです。もうご存知かと思いますが改めて書きますね。
●【Yes / Noのルール】
① Yes = 肯定文のときの掛け声に使う
例
Yes, I do. ⇐ I do は「肯定文」
② No = 否定文のときの掛け声に使う
例
No, I don’t. ⇐ I don’tは「否定文」
間違っても、Yes, I don’t だの、No I canなどでは絶対に使わないことに注意しましょう。
否定疑問文はまず「肯定文」「否定文」の箇所を決める
否定疑問文の答え方のポイントは、Yes / No から考えないことです。これがすべて。
じゃあどこから考えるかというと、Yes / No の後ろ、つまり「肯定文」か「否定文」で考えるんです。ちょっと例に出して考えてみましょう。例えば先ほどの例文ですが、
例
Doesn’t she study Japanese?
これに対して「彼女は日本語を勉強します」と答えたいとします。ということは
She studies English.
となりますが、英語は同じことばを二回繰り返しませんので、ここは代動詞を使って
She does.
あとは簡単です。この箇所は「肯定文」ですから、肯定文の掛け声は必ず「Yes」と決まっています。したがって、
Yes, she does.
となります。簡単ですよね。ところでこのYesですがどうやって訳しますか?
「彼女は日本語を勉強しないんですか?」
「( )彼女は日本語をします」
「しないんですか?」に対して「します」ですからこの2つの論理関係は「逆」ですよね?
したがってこの( )には「いいえ」とか「いや」などを入れて和訳すればいいと分かります。
Doesn’t she study Japanese?
Yes, she does.
「彼女は日本語を勉強しないんですか?」
「( いいえ )彼女は日本語を勉強します」
Yesを「はい」などと固定で覚えていると、決して入れることのできない訳ですよね。
例
Can’t they write a letter?
「彼らは手紙を書けないんですか?」
それに対して「彼らは手紙を書けない」と答えるとしましょう。
They can’t write a letter.
write以下を省略し
They can’t.
この箇所が「否定文」なので、掛け声はNoを使います。
No, they can’t.
この時のNoのふさわしい訳は
Can’t they write a letter?
No, they can’t.
「彼らは手紙を書けないんですか?」
「( はい )、彼らは手紙を書けないんです」
どうでしょうか、これはYes、Noから考えてしまうと、ごちゃごちゃしてしまいそうですよね。
あとがき

さて、今回はいかがだったでしょうか。否定疑問文の答え方は、コツをつかむと恐ろしくあっさりできてしまうが分かっていただけたらと思います。
どうしても英語初学のときにはyesは「はい」なんて教えてもらったりしますので、いつしかカン違いが発生しやすいのですが、それを踏まえても「おとなのやり直し英文法」をしていただけたらと思います。
また会いましょう。
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