この記事は、シャドーイングをやっている暇がない!と嘆いているTOEIC学習をしている人に向けて書いています。
● こんにちは、まこちょです。
みなさん英語学習をしてますか?と聞くと次の瞬間には「他にやることがあって忙しいんだよ!」と切り返す人が多いように感じるんですよね。まるで事前からその理由が用意されているかのように。
たしかに、みなさんは日常を必死になって生きています(もちろん私も)。その結果、やってもやらなくてもいい英語学習に時間を割いていられない、と考えるのはまぁ普通ですよ。
ですがみなさん、そもそも英語学習は机の前でまとまった時間を取らないと学習できないと考えていませんか?
実は英語学習はある程度の知識がついてくると、わざわざ机の前で改まって「勉強モード」にしてから行う必要がありません。そう英語は「ながら」学習が可能なんですよね。
私も仕事を初めてからは、書斎で英語勉強することはめったになくなりました。ほとんどが何か他のことをやりながらの英語学習です。これがね、意外にイケてしまうのです。
特に英語学習の中でも私が「最強」と信じて疑わない「シャドーイング」学習は、この「ながら」学習とめっぽう相性がいいんですよね。
シャドーイングを使った学習方法はこちらの記事がおススメ
⇒ TOEIC学習にシャドーイングは最強の勉強法ってマジですか!?抜群の効果を発揮する方法を教えます
それに気づいてからは、このシャドーイングを取り入れた「ながら」学習をたくさん開発(?)してきました。
そこで今回はみなさんにぜひやってほしいシャドーイングを使った「ながら」学習についてご紹介します。ぜひ今後の英語学習に取り入れてみてください。
目次(Contents)
シャドーイングと相性のいい「ながら」学習
ここでは私が実際にやっているシャドーイングを使った「ながら」学習についてご紹介します。
中には再現性が低く「それってお前しかできねーんじゃねーの?」と思わず疑いの目を向けちゃう場合もあるかもしれませんが、まぁ察してください(笑)
①お風呂に入りながらシャドーイング
いや~、これはよかった。こんなに時間を有効に使えた英語学習ったらなかったですね。
なぜお風呂がシャドーイングにもってこいだったかというと、実は私、お風呂に入ったら必ず「半身浴」をするんですよね。
半身浴はお風呂の中に1~2時間は平気で入っています。そうすると思った以上にこの時間が「ヒマ」なんですよ。汗をダラダラ書きながら本を読んだり、動画を見たりしてやり過ごしたのですが、そのうちに「この時間を使って英語学習をしたらいいんじゃね?」と気づいてしまったんです。
そこでスマホを風呂場に持っていって、イヤホンを片耳だけにつけて(自分の声も確認するため)シャドーイングを始めたんですがこれがジャストフィット!
ただでさえシャドーイングは脳に負荷がかかって疲れます。必然的に汗もどんどん出てきてこれで半身浴の目的も達成されるというまさに一石二鳥の作戦でした。
しかも副次的なもので、「シャドーイングをバシっと決めないとお風呂から出れない」という制約も授けていましたから大変です。本気でシャドーしないといつまでたってもお風呂から出られない(笑)
そして目標を達成したときは汗びっしょりで出てきます。しかも英文シャドーもばっちりキメて。
となると必然的にその後のキンキンに冷えたビールはどんな味になるかみなさんはもうお分かりですよね?言わせないでください。
このお風呂でシャドーイングは本当におススメ。私なんかこれがやりたいためにお風呂に入る順番はいつも最後でした(笑)
【お風呂でシャドーイングのメリット】
- 時間を超有効に使える
- 汗をより大量に流せる
- 時間が経つのが非常に早く感じる
- その後のビールが殺人的だ
【デメリット】
- 調子に乗って声を出しまくってると家族に「おかしくなった」と思われる
② ジョギングをしながらシャドーイング
これもおススメ。「え?ジョギングしながらシャドーイングするの?」と思う人もいるんじゃないですか?
ですがこのメソッドも正直「当たり」です。なぜならここである「シャドーイング法」を取り入れたからなんですね。
それは名付けて「もごもごシャドーイング」。
またふざけたネーミングをつけやがって…と思わないでください。これこそジョギングをするときにベストマッチなシャドーイング方法なのですから。
通常シャドーイングというのは「カエルの合唱」のように音声として聞こえてきた英文のちょっと後についていくのがやり方です。そうすると、みなさんは【シャドーイングは声を出すもの】と勝手に勘違いしてしまうんですよね。
ですがよく考えてください。ジョギング中に英文を聴いて「声を出して」シャドーなんかかましてみてください。そうするとどうなるか分かるでしょうか。
あっという間に酸欠ですわ
私は一度声を出しながらジョギングしたことがあるんですけど、いや「もしかして俺死んじゃう?」的な目にあいましたよ(笑)正直危険です。
ですがジョグ中のこの時間を有効活用したいと思っていた私はついに画期的な方法を編み出したのでした。それが「もごもごシャドーイング」です。
このシャドーイングは「声」出しません。ただ口の中で「モゴモゴ」するだけです。なんなら口を動かさないで脳内ですることもできますよ。はた目はまるでガムをかんでいるかのように見えるのですが、実はシャドーイングはこれでも効果があるんです。
もちろん声に出した方が対比効率は何倍も上でしょうね。ですがスキマ時間を上手く英語学習に活かせるという点ではやはり魅力的です。
ちなみにこの「モゴモゴシャドーイング」ですが扱う英文はどちらかというと短文がおススメ。あんまり長いとジョギングしながら知恵熱が出ますので、それはそれで別の世界に行ってしまう可能性があります。
やっぱりこの「モゴモゴシャドーイング」でおススメの書籍といったらこれだなぁ、長さがちょうどいいし、基礎の確認にもなる本当に優れた学習参考書だと思います。
ちょっとまった、ジョギング中に参考書を開くのか?とか思ってしまった人へ。心配いりません。この参考書は中1~3年で学習する英文法事項を非常に簡単な短文で紹介されていますので、参考書を開く開く必要が全くなし。
しかもCD内は「日本文の読み上げ ⇒ 英文の読み上げ」という構成で進みますので、サクサクと音声だけでシャドーイングが出来てしまいます。まさにジョギング中だろうが全然問題ありませんね。
③ 通勤電車のなかでシャドーイング
この「モゴモゴシャドーイング」を会得すると、その気になったらどこでもシャドーイングってできちゃうよね!と思わず思ってしまった私が次によく使っていたスキマ時間は「通勤電車」の中。
今でこそ車通勤の私ですが、若いころは通勤に電車を使っていました。往復3時間近くあったから、この時間を何か英語学習に企てよう、と思うのは馬鹿な私でも容易に行きつく発想でした。
もちろん電車の中では「声」を出してシャドーイングをしていると、周りから「アレ」な視線を受けてしまいます。ですがモゴモゴシャドーイングはそれを克服しているわけです。
とはいっても「モゴモゴ」はしますからね、よくマスクをかぶってごまかしながらやっていたのはいい思い出です。
ちなみにこの電車内とジョギングシャドーイングで私がめちゃくちゃ使っていたお気に入りのイヤホンがこちら。iphone5の頃からだからもうずっとお世話になりっぱなしです。
④ 車の運転中にシャドーイング(▲)
この調子でいくと車の運転中にもシャドーイングできるんじゃない?と思って実際にやったのですが、思った以上に今一つだったのが車の運転中のシャドーイング。
ていうか単純に危ないんです
やっぱりシャドーイングをしている時というのは集中しているもの。人間は1つのことに集中すると、他のことがないがしろになる場合が多いんです。
この場合、車のハンドリングがないがしろになるのですが、これは冷静に考えたら危険ですよね(笑)
そういうわけで「ながら」シャドーイングに車の運転中はよさそうに見えますが、生命の危険に晒されますので、残念ながら▲の評価です。
要するに聞き流さない環境を作ることが超大事
今回はスキマ時間を完全征服!という名目で、「ながら」シャドーイングについてご紹介しましたが一点だけ注意ポイントを上げたいんです。
この「ながら」シャドーイングは名前の通り「ながら」なので、ともすれば音声を単純に聞き流すだけになりがちです。なんとなくやった感じになるのがこの「ながら」学習の悪い部分なんですよね。
そうすると、耳に聴こえた音声をしっかり再現するのが「シャドーイング」のメイン目的ですから、それがただ何となく音を聞いているだけの学習になってしまうと効果半減です。
シャドーイング学習は短時間のローテーションを心がけましょう。30分のシャドーイング時間があったら30分をただ漫然にシャドーイングするくらいだったら10分・10分・10分と3セットにわけてそれぞれを集中してシャドーイングをするほうがはるかに効果的です。
「ながら」シャドーイングのコツ
- 短時間でメリハリよく行う
- 朝が非常に効果的
- ついボーっとして聴いてしまってやった気になるのは厳禁!
ぜひこのスキマ時間を利用したシャドーイングを取り入れてみてくださいね!
また会いましょう。
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