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● こんにちは、まこちょです。
みなさんは英語の「未来」を表す表現、と聞いてどんなものを思い出すでしょうか?
もちろん、英文法を一通り学習したみなさんからしてみれば、「未来表現といったらwillとかbe going toとかに決まってるでしょ?」なんてすんなり答えられるのではないでしょうか。
ところが英語の未来表現は、思った以上に奥が深かった…もし、未来表現と聞いてこれだけしか思いつかなかったとしたら、全然足らないんですよね。「え?willとbe going toの表現があれば十分でしょ?」と思ったあなた、実はTOEICのPART 5 / 6を含め、「時制」の問題は頻出箇所ですので、決して油断していてはいけません。
そこで今回は英語の未来表現は一体どんなものがあって、しかもどのように使い分けているのかを徹底解説!え!こんな形まで「未来」の表現なの?というものもありますので、ぜひここで「未来表現」についてまとめてみようじゃありませんか。
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目次(Contents)
will と be going to の使い分けは?
まず、さまざまな未来表現についてご紹介する前に、みなさんがおそらくよく知っているであろうwill、be going toの違いについて触れておきます。
私達って中学生のころにこの「未来」表現を学習したのですけど、そのときwill = be going toなんて教えてもらいましたから、てっきりこの2つは同じもの、書き換え可能なものとして定着していると思うんですよね。
ですがこの2つ、実はそうとうニュアンスが異なります。ちょっと見てみましょう。
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● will ⇒ 無計画な未来
willの性格を一言でいうと「無計画・突発的」な未来です。たとえば突然「俺、明日彼女に連絡するわ」といった、スケジュール帳などに計画されたものではない未来表現になります。
例
I will call her tomorrow.
またこの例文でもお分かりの通り、willは主語の意思(「~しよう」)が入ります。これは突発的な未来形ゆえに必然的に入る「感情・気持ち」ですよね。willはこういった意思を盛り込んだ表現なんです。
それに対してbe going toはどうでしょうか?このときwillと対比してbe going toの性格をつかんだ方が俄然理解度が進みます。
● be going to ⇒ 計画的
be going toで表現された未来は「計画的」な未来、つまり以前からスケジュール表などに予定されている未来のことを指します。例えば先ほどの例文をbe going toに変えてみましょう。すると
例
I am going to call her tomorrow.
「私は明日彼女に連絡するつもりだ」
と、彼女に連絡するという【予定】は以前からスケジュールされていた、というニュアンスを出すことができるんです。これってえらい違いですよね。
「雨が降る」表現に要注意
このwillとbe going toの違いについて考察するとき、必ずもう1つの性格がクローズアップされるんです。それは「雨が降る」の表現。例えば、天気予報などを見て、単に「明日雨が降るでしょう」と予測するときはwillを使います。これを「単純未来「~でしょう」と言ったりします。
例
It will rain tonight.
「今夜、雨が降るでしょう」
ところがこれが話し手の「主観や確信」が入ると、なんとbe going toを使うんですよね。例えば、空を見て凄く曇っていたとしましょう。その時話し手の主観で「今夜、雨が降りそうだ」と言う場合は、be going toを使います。
例
It is going to rain tonight.
「今夜、雨が降りそうです」
まとめます。
● will
① 無計画 / 意思「~します」
② 単純未来 (予測)「~でしょう」
● be going to
① 計画的 「~するつもりだ」
② 話し手の「主観・確信」「~しそうだ」
こうしてみると、willとbe going toを使い分けるだけでも結構大変なことが分かりますよね。
「往・来・発・着」動詞とは
ここからはwill / be going toだけじゃない、そのほかの「未来表現」のバリエーションを見てみましょう。まずは「往来発着」の動詞からになります。
往来発着の動詞とはgo、come
なんとこの「往来発着」動詞は通常の未来表現(will、be going to)のほかに、現在形・または現在進行形を使って未来表現を表すことができるんです。例えば「私は明日、成田を出発します」の表現ですが、次のように表現することもできるということです。
例
I leave Narita tomorrow.
I am leaving Narita tomorrow.
もちろん現在形・現在進行形を使って未来表現にしたい場合は、ある条件があって、「未来を表す言葉(この例文ではtomorrow)」と一緒に使わなければならないというルールがあります。ですがそれは当然でしょう。この例文だってtomorrowがなかったら、この文が「現在」表現なのか「未来」表現なのか分からなくなりますからね。
最近では「往来発着」動詞だけではなく、通常の動詞も現在形・現在進行形を使って未来形を表現することが多いことも覚えておきましょう。
例
I am seeing her next week.
「来週、彼女に会う予定だ」
未来表現の現在形・現在進行形の使い分け
現在形・現在進行形を使った未来表現ですが、じつはしっかりと使い分けがされています。細かいですがしっかりとそれぞれのニュアンスをつかんでおきましょう。
● 現在進行形 = 超計画的
先ほどのbe going toと同様「計画的」ですが【変更可能】という時にこの現在進行形が使われます。
例 I am leaving here at night.
つまり「準備万端」なんですが、何か急用ができたら途中でここを出発することを変更する可能性がある場合、この現在進行形を使います。
例 We are having a party tonight.
「今夜はパーティだ」
この例文は、「準備万端」のニュアンスがバッチリ込められるんですが、叔父が急病で倒れてしまったら変更可能ということになるんです。
では現在形はどうなるのでしょう。
● 現在形 = 計画的・変更不可能
現在形で「未来表現」を表した場合、その事柄は「確定」事項、つまり変更がきかないという点が現在進行形と大きく違うところです。
例 I leave here at eight.
この場合、8時にここを出発するのは「確定事項」であり、途中変更が効かきかないというニュアンスになります。したがって現在形は時刻表などの客観的な事実を述べる場合・理念的な場合に使われることになるんですね。
例 The baseball season begins next month.
「来月から野球のシーズンだ」
あとがき
さて今回はいかがだったでしょうか。未来形表現と一言にいっても「will / be going to / 現在形・現在進行形…」など結構バリエーションが豊富であることを押さえておくと良いでしょう。
ぜひ今後の英語学習に役立ててくださいね!また会いましょう。
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