この記事は
TOEICのリスニングの音声スピードが速すぎて全然聴き取れない。リスニングの学習方法が間違っているのかなぁ。もっとTOEICリスニングがクリアに聴こえる方法がないかなぁ。
と悩んでいる読者に向けて記事を書いています。
●こんにちは、まこちょです。
TOEICのリスニングがクリアに頭に中に入っていかない、速くて聴き取りにくい、という悩みは、リスニングが苦手な英語学習者の共通した悩みかと思います。
音声さえもっとはっきりと聴こえればあと10~30点はスコアが上がるのに、と思っちゃう気持ちも分かりますね。
もちろんリスニングの音声がハッキリと聴こえないのは、自分の実力の部分もありますが、あながちそれだけではないような気がします。例えば試験会場の外的要因によって、リスニングの音がはっきり聞こえなかったかもしれませんよね。
そこで今回はTOEICのリスニングを通常よりもクリアに聴くために、普段からどのようなトレーニングをしたらよいかを徹底解説します。この記事によって
- リスニングの音がはっきり聞こえるようになる
- ちょっとぐらいリスニングの音が悪くてもびくともしない
といったマインドを持つことができるようになります。ぜひ参考にしてリスニングのスコアを少しでもいいから上げてください。
目次(Contents)
リスニングの音声がクリアに聴こえない要因と対応策
リスニングの音が聞こえない要因というのは実はさまざま。その一つ一つを洗い出し対応策を考えていけば、必然的にリスニングの「聞き漏らし」も減少するはずです。
【要因①】 TOEIC会場の環境が劣悪
TOEICの試験会場になるくらいだから、さぞかし立派な環境なんだろうな~と思っている人が多いかもしれませんが、実はそうではありません。スピーカーなんか結構しょぼかったりします。
意外かもしれませんが、実はTOEICの試験会場は最新式の設備が備わったバリバリ防音がほどこされている場所になればあなたは超ラッキーなのですが、必ずしもそういう場所ばかりではないんですよね。
私なんか以前、TOEICリスニング開始直後、近所で選挙カーが通ったために全くリスニングの音が聞こえないというハプニングに出くわしたことがあります(笑)もう数年前のお話でしたがひどかったですね。
また、教室で使っているスピーカーが悪くてクリアな音声で受験ができない、なんていうのは実は日常茶飯事で起こること。やたらに高音で音が割れていたり、なんかかすれたような音…これはもはや運の領域ですがなんかやるせないですね。
このようにTOEIC受験者は決して悪くないのに、会場の状況いかんによってはとんでもない災難に巻き込まれてしまうことはよくあります。
こういった場合の対処法というのは一見なさそうに見えるのですが、実はそれなりに回避する方法があるんです。
【回避策】⇒ 席を変える
知ってました?TOEICは試験開始前でしたら席を変えてもらうことができるんです。
例えば窓のそばで外の騒音が激しい場合や、スピーカーが席と離れすぎているためにテスト前の音声チエックで今一つ聞き取りにくい場合などは、試験管に物申してみましょう。意外にすんなり席を変えてもらえるんです。
私なんか一度、広い教室にスピーカーは黒板の前の一台のみ、私の席順は教室の一番後ろというシチュエーションがありました。もちろんテスト音声の時に確認してみたのですがクリアな音など聞こえるわけがない(笑)そっこーで変えてもらったという過去もあります。
リスニングは一発勝負のメモ取り禁止。シーンとしているときに咳を連続で出してしまうと正直ネットで晒されるレベルです(笑)
ですから、席とスピーカーの位置というのは実は超重要だったりしますのでしっかり事前に回避しておきたいところです。
【対応策①】⇒ 音質の悪いCDスピーカーでリスニング練習
もちろん席が変えられれば良いのですが、いつも出来るとは限りません。そこで回避するだけでなく初めから劣悪なTOEIC会場を想定したリスニング学習をしておきましょう。
例えば始めから音質の悪いスピーカーを使って学習するというのもアリです。TOEICの会場のスピーカーがいつもクリアな音声を提供してくれるとは限りませんからね。
【対応策②】⇒ リスニングの音量を小さくして学習する
また、これも何気に重要なのですが、普段のリスニングの音声は通常よりも「低め」で聴く癖をつけておきましょう。
やはり音声が低いと若干聴き取りにくくなりますので、これがちょうどいい対策になるんです。
また意図的にイヤホンの片側をつけないで学習するのも効果的。ちょっとやそこらの音声の悪さなど気にならなくなります。試験会場で聞く音声が非常に「クリア」なことに驚愕するかもしれません。
【対応策③】⇒ 部屋の窓を「開けて」リスニング学習をする
これも何気に効果的。意外とTOEIC勉強に限らず、静かな部屋で勉強しないと落ち着かない人は多いです。
ところがTOEICの試験会場がいつも快適なテスト環境を提供してくれるとは限りません。ある程度は普段から騒音や雑音に対する耐性をつけておきましょう。
私なんかよくマクドナルドの席を使ってリスニングを45分間通しで模擬試験をやったりしていましたよ。慣れるとあのざわざわ感の中でもリスニングの音声を聴きとることが可能になります(笑)
【対応策④】⇒ 眼をつぶってリスニングを聴く
これは、私だけかもしれませんが、リスニングをするときに「眼をつぶって」聴くことが多いです。なんか5感のうちの1つを遮断することによって他の感覚器官を鋭くできる「気が」するんですよね。
ですがずっと眼をつぶって聴いているとTOEIC PART3・4で「先読み」ができないという諸刃の剣(笑)上手く使い分けてくださいね。
ここまではTOEIC会場で発生したトラブルに対応するための方法ですが、ここからは脳を積極的に鍛えていく方法をご紹介します。
倍速リスニングでシャドーイングのススメ
やはりリスニングの音声をクリアに聴こえるようにするには、トラブルに対処するといった消極的な姿勢ばかりではなく、積極的に耳を鍛える訓練をしておくことが重要です。
特に耳を鍛えるのに効果的なリスニング学習は「シャドーイング」です。
なんせ耳に入ってきた音声を正確に発音しなくてはなりませんから、その時に使う集中力はかなりのもの。最初はなかなか正確にシャドーイングすることは出来なくて頭がしびれてきますが(笑)効果は絶大です。
そして慣れてきたら「倍速リスニング」にステップアップしましょう。これもやってみたら分かりますが、標準速度で何とかついてきたリスニング音声が急に1.5~2倍になるとまぁ聴こえない聴こえない(笑)
ですが人間の慣れというものは恐ろしい、この倍速リスニングすら克服することができるんです。そしてその後で標準速度のTOEICリスニングを聴いてみてください。
うわー遅いな~おい
という感覚を味わうことができます。なんかリスニングが止まって聴こえます、いやほんとに。クリアなんてもんじゃありません。
ぜひ、シャドーイングをチャレンジしてみてください。私はこの方法でリスニングが開眼しました(L350 ⇒ 490)。おススメです!
シャドーイングの具体的な方法は以下の記事にくわしいです。
倍速シャドーイングの具体的な方法はこちらの記事をどうぞ
あとがき
今回はTOEICのリスニング音声を「クリア」にするための方法を記事にしてみました。
音声がクリアに聴こえるとだんだんと音声を「映像」化することができるようになってきます。そうすると音を文字ではなく「画像」としてとらえるため瞬時に英文が何を言っているのか分かるようになってきます。
この文字を「映像化」するためのメソッドは第二ステップですが、これは今回の方法をクリアして初めて可能であることを覚えておいてください。また記事にしたいと思います。
また会いましょう!
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