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● いつもありがとうございます、まこちょです。
みなさんはおそらく中学生から英語に慣れ親しんできたと思うのですが、高校に入ると「急に英語が難しくなった」と思いませんでしたか?
もちろん単語的な難しさもあるのでしょうが、やはり英文の構造が複雑になってきて1文が長くなってきたのが大きいと思います。
ところでなぜ英文が急に長くなったのでしょう?
英語にはSVOCの他にM(=修飾語句)と呼ばれる文型に入らない語句がありこれは文中のいたるところにしかも何個も置くことができるんです。例えば
MMMMMMMMM…..S MMMMMMMMMMMMMM….V MMMMMMMM…..O MMMMMMM…..C MMMMM…..
という風に。若干オーバーですがこういうことなんです。見てくださいSVOCが一瞥しただけでは到底判別できないほどMに埋もれちゃってます。
このMが多くなれば多くなるほど英文は読みづらくなっていくんですね。
そうするとこの図を見てもらえば分かるのですが、主語(S)だの動詞(V)だのが修飾語句(M)にの中に埋もれてしまって見つけにくくなってしまうんです。
主語と動詞が見つけられないということになると、基本的にその英文は読めていないということですから、TOEICはこの主語と動詞の特定に関しては非常にうるさく問題を通じて聞いてくる箇所なのです。
そういうわけで今回はいかに素早く正確に主語(S)と動詞(V)を見つけ、穴埋め問題を効率よく解く方法を学習したいかなと思います。特に( )の部分に動詞を入れる問題はいかに正確に主語(S)を特定できるかが勝負ですので、ぜひTOEICでも頻出のこのポイントをマスターしていただければと思います。
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目次(Contents)
まずは主語と動詞の基本ルールを知ろう
主語(S)と動詞(V)を見つけるにあたって、以下の【絶対】基本ルールを知っておくことが重要です。
② 文中に一番初めに出てきた、前置詞のついていない名詞
③ 動詞の前にある
この①②③を徹底すると主語の発見は格段に楽になります。
例
( ) at this year’s Alminster Air Show reached 20,000 over.
① attend
② attending
③ attendance
この文章はreachという動詞がありますので主語(S)はその前にあるはずです。
ところが、目の前のthis year’s Alminster Air Showには前置詞のatがついていますので主語になることができません。
主語(S)は必ずあるはずですので、残された道は( )に主語(S)になってもらわなければならないということですよね。
主語(S)は名詞ですから選択肢の中で名詞は③しかありませんのでこれが正解になるわけですね。
Attendance(S) …. reached(V)
訳「今年のAlminster Air Showへの来場者数は2万人に達した」
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主語は単数か複数かを見切ろう
次の例も( )に入れる問題ですが、正解はどれになるでしょうか。
例 An important ( ) missing from the next presentation is a new ad concept.
① elemental
② element
③ elements
冠詞のanがありますが、冠詞は必ず名詞とセットで使うものです。したがって後ろには名詞が必要です。
そして冠詞のa(n)は「1つ」という意味ですから、後ろの名詞は当然「単数形」にならなければなりません。動詞のisもそれを物語っていますね。
したがって答えは②、まちがって複数形の名詞③を選ばないようにしましょう。
訳「今度のプレゼンに足りない重要な要素は、新しい広告コンセプトだ」
例 An important ( element ) (S) missing from the next presentation is (V) a new ad concept.
この文はmissing from the next presentationの部分がelementにかかる修飾語句だったのです。
さて主語の特定の仕方が分かったでしょうか。主語が特定できれば、動詞の形は必然的に決まってきます。
動詞の形を特定する
例えば次の問題はどうでしょうか。
例
The number of sales personnel who leave the company ( ) very small.
① is
② are
③ were
④ have been
この問題の主語はThe number of ~のthe number。the number of~は「~の数」と訳し「単数形」なのです。したがって答えは①。主語が特定できれば動詞の形はすぐに特定できるのです。
「会社を辞めるセールススタッフの数は大変少ない」
例
Tickets for the benefit ( ) sold at the National Theater.
① to be
② is being
③ has been
④ are being
この文の主語はTickets。複数形ですよね。したがって動詞は複数形の主語を受ける形になっているはずです。②と③は「単数形」を受ける動詞の形になっていますので不可。答えは④が正解と分かるんです。
「慈善興業のチケットが国立劇場で売られている」
本日の練習問題
【問】( )に適切な語句を入れなさい
(1) ( ) of the musical have been selling out all across the country, and the reaction from critics has been positive.
① Performs
② Performers
③ Performing
④ Performances
(2) The primary ( ) of the project is to attract new prospective clients.
① purpose
② purposes
③ purposed
④ purposeful
【解説】
(1) ( ) of the musical have been selling out all across the country, and the reaction from critics has been positive.
① Performs
② Performers
③ Performing
④ Performances
動詞がhave been sellingとありますからこの前に主語(S)があるのは明白ですね。
主語は名詞がなるのですが、the musicalの前に前置詞のofがありますので、the musicalは主語(S)になることができません。ですが主語は必ずなければいけないので、( )に主語になってもらいましょう。つまり( )には名詞が入ることが分かります。
動詞に注目しましょう。haveですので、主語は「複数形」になることがわかります。sell outは「売り切れる」ですから②の名詞 performers「役者」が売り切れるのではなく、performances「興行」が売り切れるわけです。④が正解。
critic「批評家」
訳「そのミュージカルの興行は全国でチケットが売り切れていて、評論家たちの反応も好意的である」
(2) The primary ( ) of the project is to attract new prospective clients.
① purpose
② purposes
③ purposed
④ purposeful
先ほどと同じ手順で考えると、isが動詞、そしてthe projectはofが前についているから主語ではない、と流れていきますよね。
そしてThe primary ( )の箇所を見て、冠詞theとセットになるはずの名詞がないことを確認し(primaryは形容詞)、isが単数形動詞ですので( )には単数名詞が入るというところまでいけばもらったようなものです。
そう答えは①が正解ですね。②を選ばれた方は「単数・複数」の見極めがまだ甘かったということになります。purposefulは「見込みのある」という形容詞です。接尾語に注目しましょう。
訳「そのプロジェクトの主要な目的は新たな見込み客を引きつけることだ」
あとがき
さて今回はいかがだったでしょうか。英語は主語と動詞が分からないと基本的に英文を読めたことにならないので、TOEICでもその点をしつこく聞いてくることに注意してくださいね!
また会いましょう。