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● いつもありがとうございます、まこちょです。
よくTOEICの学習をしている学生の方、または自身の昇進やスキルアップにTOEICのスコアが必要な社会人の方から、よくいわれる質問があるんです。
「まとまった英語の文章を読むのが苦手なんです」
「英文を読むスピードを上げたい」
「TOEICの英文の量が膨大で、時間内に全部読むことができない!」
などが主な内容なのですがリーディングが苦手な英語学習者が持つありがちな内容ですね。いや、確かにお気持ちは分かります。英文を読むのに慣れていない方、英語が苦手な方にとっては基本、英語の文章を読むことは避けたいと思うからです。
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目次(Contents)
「長文が【大体】分かればいい」というワナ
ですが、一度でもTOEICを受験された方はご存知かと思いますが、TOEICは通称「長文パート」といわれる「Part7」を攻略しないことにはスコアが上がらないといわれています。
そうすると英文を読むのが苦手な方は一体どういう思考に流れていくかというと大体決まっているんです、これが不思議なんですけど。
「英文の要点だけをスパッと分かる方法はないですか?」
そう、やはり時間に切迫されているからでしょうか、悪くいうと「長文読解」をテクニック的なもので何とかならないか?という発想になることが多いんですね。
結論から申し上げますと、たしかに英文を隅から隅まで分からなくても【要点】だけ分かる、いいたいことが分かるテクニック的な方法はあります。
ですがここでちょっと待て!と言いたい。
そのテクニック的な手法というのは、確かに一時的なスコアアップには効果的かと思うのですが、果たしてみなさんはそれで満足なのでしょうか?
例えばみなさんの職場でのキャリアは今後も続くわけです。
これは断言しますがTOEICテスト【だけ】に通用するテクニックなんぞ、今後みなさんのキャリアには本当に役に立ちませんよ?
でも上司の方々はみなさんに「あいつはTOEICのスコア結構取ってるからなぁ~、この仕事任せてみるか!」なんて平気で起こってしまうわけです。そりゃそうですよ、名目上ではTOEICスコアは取っているわけですからね。
その時どうです?まさか「わたしのTOEICスコアは実は【なんちゃってスコア】なんです!」なんて言うつもりですか?
正直これほど情けないことはないですよ。外資系企業だと、この一撃でおそらく「窓際」じゃないでしょうか。
もうやめましょう、小手先でごまかすの。
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どうやって英文を「正確に」「速く」読むか
英語は間違いなく仕事をする上で今後も求められる「必須スキル」と言ってもいいでしょう。ですから今コツコツと努力することは、間違いなく今後のあなたのキャリアに「プラス」になります。
今回のテーマの「長文読解」もそう、ですがなかなか学習の過程で「即効性」のある単元ではないんです。ですが、目先の点数に左右されて、その後のスキルに全く通用しないのであれば、それは全く無意味です。
特に「英文を読む」という学習は、まずはじっくりと腰を落ち着けて丁寧に解釈する必要があります。
どうでしょう?確かにすぐには効果が出ません。ですが今は泣くかもしれないが「今後」には生きるための最強の武器になりえます。そして今企業で求めているのは見た目のスコアではなく、実践力です。
ウサギとカメのお話ではないですが、ここは腰を据えてみなさんのキャリアの礎の1つするよう真の英語力を身につけようではありませんか!
大丈夫です。みなさんはかつてこの英文を正確に理解する学習を学生時代にしっかりとやっていたんですね。つまり「大人のやり直し英語」ということになります。このブログでは本物の「英語力」を身につけるために立ち上げました。ぜひ皆さんのこれからの人生にお役立てください。
英文は主語(S)と動詞(V)がある
みなさんは以下のことをご存知でしょうか。
英文って主語(S)と動詞(V)が必ずあるのですが、これが見つかると英文解釈の半分が終了しているっていう事実。
これは本当です。そのくらい英文を読むにあたって主語(S)と動詞(V)を正確に素早く見つけることは重要なポイントなんですね。したがって本日の「第1回TOEIC解釈」のテーマは「主語(S)と動詞(V)を素早く見つけよう!」なんです。
実に簡単ですからぜひ取り組んでみてください。では読んで見ましょう!
本日のお題
【単語】
● encounter「偶然出くわす」
● vacation resort「リゾート」
● every other「2人に1人」
さてどうでしょうか。すんなり主語(S)と動詞(V)が分かりましたでしょうか?もちろん主語(S)と動詞(V)をいきなり見つけろ、と言われても、「方法」を言っていませんから分かるわけないですよね?
大丈夫!英文において主語(S)と動詞(V)の見つけ方には【ルール】がちゃんとあります。簡単ですからぜひ身につけてみてください。大事なことはこういうところを適当に何となく処理しないことなんです。
例えば、
The girl…
こんな出だしで文がスタートするじゃないですか。
もちろんthe girlは「名詞」で、前に「前置詞(たくさんありますが、inやof、aboutなど)」がついてないですよね?
ということはこのthe girlはこの英文の主語(S)になります。ということはこの時点で
The girl(S) …
とthe girlを捉えて英文を読んでいなければ解釈としてはもう遅いということですよね。ところが、
At the girl…
だったらどうでしょう。今度はthe girlの前に前置詞のatがついていますから、the girlは【絶対に】主語になれないんです。したがって、
At the girl → (S)と(V)はどこ?
と頭を瞬時に切り替えて英文に当たっていくことになります。前置詞の有無だけでこんなにアクションが違うんですね。
どうですか?たったこれだけなんですが、この感覚をつかんでいる人とそうでない人の英文理解能力は段違いです。この返り読みをしないで前から読んでいく「直読直解」の姿勢は守りましょう。
英文に動詞(V)は基本1つ
もし先ほどのthe girlが
The girl called LInda.
となっていたら、みなさんはcalledを当然「動詞」ととらえて、
The girl(S) called(V)…
「その少女は…を呼んだ」
と読むはずですね。それが自然な読み方というものです。
ところが、この文がこう続いたらどうしますか?
The girl called Linda was….
先ほどの文にwasをつけただけなのですが、たったこれだけで状況が変わります。
なぜならは英文には次のような鉄板のルールがあったりするからなんです。
そう、英文は接続詞・または関係詞でつながっていない限り、英文に動詞が【複数】出てくることなんてあり得ないんです。これも英文解釈上、非常に重要な知識。
wasはどうみてもbe動詞ですから、これを英文の動詞にするしか道はありませんね。したがって、
The girl(S) called Linda was(V)walking in front of the house.
「リンダと呼ばれる少女が家の前を歩いていた」
そうcallは「動詞」ではなくて、the girlを修飾する「過去分詞」だと分かってしまうわけです。動詞の過去形と、過去分詞が同じ形をしている単語は厄介ですね!
本日の例題の 解説
では以上の知識を使って今回の英文を読んでみましょう。
● Every other person encountered… ⇒ personが「名詞」ですので、この時点で、
Every other person(S) encountered…
としっかりと(S)として読めている人はバッチリですね。当然encounterを動詞(V)として捉えて
Every other person(S) encountered(V)…
「2人に1人の人が…に出くわした」
と感じるのは【前から読んでいる】のですから当たり前なのです。ですが、at a vacation resort in a city park と読んでいき
Every other person(S) encountered…carries a camera.
動詞のcarryを見たところで、encounterは動詞ではないと瞬時に頭を切り替え、
Every other person(S)…carries(V) a camera.
と文構造が前から読んで瞬時に理解できている(極まると無意識に)のが英文解釈ができるということなのです。
訳「休日の行楽地で出会う人の2人に1人がカメラを持っている」
あとがき
さて今回はいかがだったでしょうか。このように最初は覚えるルールがちょっとこまごまとしていますがこれが英文を読むときのべーずになりますのでぜひコツコツと積み上げることを忘れないでくださいね。
また会いましょう!
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