TOEIC PART5頻出の 「品詞」問題をパターンで解く!これが誰でもわかる攻略法だ

 
この記事を読むと
パターンでTOEIC品詞問題を解くことができるようになります

 

 

● いつもありがとうございます、まこちょです。

 

TOEIC PART5の定番問題といったら「品詞」問題100%必ず出題されるので、このジャンルはサボれない、というよりもこの品詞問題がしっかり分かっていないと、将来的に仕事で英語を使う時にまともな英文が書けませんので、TOEICの試験のため、というよりも、将来英語を使って何かをする場合に備えて、と考えた方がモチベーションが続くかと思われます。

 

確かにこの品詞問題、苦手な人はとことん苦手。とくに中学・高校と「副詞」「形容詞」という品詞の使い方をまったく(というわけでもないのでしょうが)無視して、英文を丸暗記して各テストをやり過ごした人ほど、この品詞問題は「天敵」のように捉えている人が多いです(笑)

 

そこで今日は、この品詞問題を徹底解説。品詞の基本的な使い方から、実はある程度パターンを学習していると、このTOEIC「品詞問題」はカモにできる!ということをみなさんに教えたいと思います。

 

苦手意識のある人も、逆によく出る「品詞のパターン」を会得して、逆に得意ジャンルにしてみてはいかがでしょうか。

 

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目次(Contents)

まずは品詞の基本的な使い方を覚えよう

いくら品詞問題には「パターン」があるといっても、そもそも品詞の使い方を知らないとやはり厳しい。そこでまずは、本当に基礎的なもので構いませんから、品詞が苦手な英語学習者も、まずは各品詞の使い方をざっくりと身につけてみましょう。

 

品詞が苦手な人は通常、以下の理由で毛嫌いしている人が圧倒的です。

 

● 品詞が苦手な人の「言い訳」

  1. 単語が何の「品詞」か分からない
  2. 品詞のそれぞれの使い方が意味不明

 

おおむねこの2つが原因になって「品詞くそくらえ」の考えに至ってしまう傾向がありますね。わかります、私もかつてはそうでしたから(笑)ですがくすぶっていても(?)始まりませんので、まずは単語の「形」から、ある程度の品詞の種類は割り出せるようになっておきましょう。

 

品詞の形

実は単語は「形」を見るとある程度の品詞が「特定」できます。一見、めんどくさそうに見えますが以下の「形」を知っていると瞬時にこの単語は「名詞」、この単語は「形容詞」と、初めてみた単語でも比較的簡単に類推することが可能。ぜひ覚えてしまいましょう。

● この語尾だったら「名詞」

語尾 名詞
-tion, -sion  solution,discussion
-er,-or teacher,doctor
-ity,ty quality,ability
-ness kindness
-ence, -ance influence,importance
-th truth
-ment equipment
-cy consistency
-ry summary
-ee referee
-nomy economy

 

●この語尾だったら「形容詞」

語尾 形容詞
-ful beautiful
-able comparable
-ous various
-ent different
-ant important
-ive attractive
-y empty
-ic,-al economic,global
-ish foolish
-less useless

 

●この語尾だったら「副詞」

語尾 副詞
-ly beautifully,shortly,completely

 

※ -lyの語尾にもかかわらず、「形容詞」になるもの

friendly (親切な)/ likely (ありそうな)/ timely (タイミングがいい)/ daily (毎日の)/ weekly(毎週の)

 

うーむ…けっこうあるなぁ(笑)ですが、全部が全部初めて、というわけでもないでしょうから、TOEICに出題される英単語を覚えているときに、確認しながらちょこちょこと身につけるぐらいでいいかと思われます。意外に覚えちゃうものですよ(そ~いえばimpossibleも語尾が-bleだから形容詞だよな…的に(笑))。

 

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各品詞の使い方

もちろん各品詞がいったいどういう風に使われるのか、しっかりと理解しておくのが重要です。特に「形容詞」と「副詞」の違いは意識しましょう。

 

● 名詞

→ 主語(S) / 目的語(O) / 補語(C) / 前置詞の後ろ(前置詞の目的語(O)という)になる

 

● 形容詞

→ 動詞の後ろで補語(C) か名詞を修飾する

 

● 副詞

→ 名詞【以外】のものを修飾する

 

このとき重要なのが副詞の名詞【以外】を修飾するというところ。これって名詞意外は何でも、ということですから、副詞の修飾範囲は尋常ではないくらい広い、ということが分かるかと思います。

 

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これがTOEICに出題する「品詞」パターンだ

では、ここからはTOEICに出題する品詞パターンを見ていきましょう。意外と特徴のある形をしているのでぜひパターン学習をしてみてくださいね。

 

①( )に名詞を入れるパターン

冠詞 (                  ) 前置詞

まずはコレ。冠詞は必ず名詞とセットで使いますから、冠詞を見たらまずは名詞を探すようにすると良いでしょう。今回のパターンは名詞が出てくる前に、前置詞などが出てきてしまう場合です。

 

もちろん冠詞は単独で使われることはありませんので( )には名詞が入ることが分かるというわけですね。

a  small (                ) in Kyoto

⇒ 冠詞のaがあるので名詞が必要。したがって( )には名詞を入れよう。

a small park in Kyoto

 

所有格+( )

所有格の後ろは当たり前の話ですが「所有物」が必要。したがって( )には「名詞」を入れることを第一に考えるべきですよね。ベタなんですが、TOEICはこのような問題も比較的当然のように出題されます。

… may cancel their (                      ) for a nominal fee.

  1. bookings 
  2. bookable

 

theirは所有格ですので、後ろには名詞が必ずあるはず、という頭の動きが必要です。したがって名詞のbookingsが正解と分かります。「…はわずかな手数料で予約をキャンセルできる」

  1. bookings (名詞)「予約」
  2. bookable (形容詞)「予約可能な」

 

前置詞+( )

前置詞は後ろに目的格の「名詞」が必ず必要です。よく「前置詞+名詞」でワンセットと考えるのは英文解釈上でも非常に重要なポイントですよね。

Due to high (                 ) last year

  1. attend
  2. attendance

 

due toは「前置詞句」と呼ばれるもので、カテゴリー的に「前置詞」に分類されます。last yearが名詞ではなく副詞であることに注意しましょう。したがって( )には名詞が入ることが分かります。答えは2が正解。「去年は参加者が多かったため」。

  1. attend(動詞)「出席する」
  2. attendance(名詞)「参加者」

 

動詞(他動詞)+( )

他動詞は後ろに目的格の名詞が【必ず】必要です。したがって他動詞の後ろが( )になってい場合はまず名詞を入れることを疑いましょう。

discuss (                  ) in the conference

discussは他動詞の代表格。後ろには名詞が必要です。

 

discuss ( the problem ) in the conference

「会議でその問題について議論する」

 

②( )に形容詞を入れるパターン

 

 ● 冠詞 (           ) 名詞

 

例題

The (    ) teacher is so famous.

  1. beauty
  2. beautify
  3. beautiful
  4. beautifully

 

まずは簡単なものからいきましょう。上の問題の(           )の周りをよく見ることから品詞問題はスタートです。theは「冠詞」なのですが、冠詞は必ず【名詞と一緒に使います】。冠詞は単独では絶対に使われないのがミソですね。今回はteacherが「名詞」ですから、このtheはteacherと一緒に使われているのは誰でも分かります。

 

The (    ) teacher

 

この冠詞+名詞の間に(              )が開いていたら、その(                )は必ず名詞、つまりここではteacherを修飾するんです。これが重要。

 

名詞を修飾するのですから(                )に入るのは必ず「形容詞」ということになりますよね。答えは③が正解です。

  1.  beauty (名詞)
  2. beautify (動詞)
  3. beautiful (形容詞)
  4. beautifully (副詞)

 

 
冠詞+( )+名詞
⇒( )には形容詞が入る

 

所有格+( )+名詞

所有格+( )+名詞のパターンは、冠詞+( )+名詞のパターンと一緒です。( )は必ず名詞にかかりますので形容詞を選択すればよいと分かるわけです。

her long hair 

「彼女の長い髪」

 

ちなみに所有格の後ろに「副詞」がある場合も同様です。名詞の前が( )になっている時は形容詞を入れると覚えておくと良いでしょう。

his really nice book

「彼の本当に素晴らしい本」

 

be動詞+副詞+( )

He is (                )のような、be動詞の後ろが( )になっているパターンのときは、( )に形容詞を入れるというのはすぐにわかると思うのですが、be動詞と( )の間に副詞が挟まったりすると、若干悩んでしまう方も多いようです。

The equipment is perfectly (              ) to the ground.

  1. suited
  2. suit

 

suitは名詞で「スーツ」。可算名詞ですので冠詞が必要です。ここは形容詞のsuited「適した」を入れると良いでしょう。「その器具はそのグラウンドに適している」

 

③ ( )に副詞を入れるパターン

この( )に副詞を入れるパターンが、TOEICの品詞問題で一番多いパターン、かつ英語学習者が最も苦手とするパターンです。理由はもともと副詞というのは非常に自由度が高く、その気になれば英文のどこにでも置くことが可能だから、受験生が戸惑ってしまうんですよね。

 

冠詞+(               )+形容詞+名詞

今度も冠詞と名詞の間に(                )が開いているパターンですがこの時は(                )に何が入るでしょう?名詞を修飾するのは「形容詞」ですが、その形容詞は( )の後ろにあります。したがってこの( )は名詞を修飾するのではなく形容詞を修飾しているので、副詞が入ると分かるわけです。

a (                 ) tall man

  1. real
  2. really

 

( )は形容詞のtallにかかるから副詞がベスト。reallyが正解。「本当に背の高い人」

They are (                  ) right men.

  1. absolute
  2. absolutely

 

形容詞のrightを修飾しているので「副詞」のabsolutelyを入れる。「彼らは絶対に正しい人たちだ」

 

主語+( )+一般動詞

品詞問題を語る上でTOEICで非常に熱いのがこの動詞周りの品詞問題です。しっかりと正解ができるようになりましょう。

 

主語と一般動詞の間に( )がある場合、副詞を入れる形です。一般動詞の場合は動詞の前、be動詞の場合は動詞の後ろと使い分けているのがポイントです。

He easily solved the problem.

「彼は容易にその問題を解決した」

The performance was (                    ) impressive.

  1. particular
  2. particularly

 

impressiveは形容詞ですから、この文はwas impressiveなんですね。その間に入れるのは副詞表現になります。particularlyが正解。「その演奏は特に印象に残った」

 

この一般動詞・be動詞の違いによって副詞の位置を変えるというのは、TOEICの本当に好きなパターンの1つ。バリエーションも豊富ですので、ぜひ以下のパターンを同時に会得してしまいましょう。

【助動詞+( )+一般動詞】

I can really go to the library.

「本当に図書館に行けます」

 

【助動詞+be動詞 (                ) +形容詞】

He must be very happy.

「彼はとても幸せに違いない」

 

【have +( )+過去分詞】

Ken has easily played tennis.

「ケンはこれまで容易にテニスをしていた」

 

【be動詞+( )+分詞(現在分詞・過去分詞)】

The problem was easily solved.

「その問題は容易に解決した」

 

自動詞…….  .(ピリオド)

自動詞を使った文は後ろに直接「名詞」を置きません。したがってその後ろはすべて「副詞」を置く形になります。

He looked soon.

「彼はすぐに見た」

 

また副詞は文の一番後ろにも置くことができます。これも実は頻出。先ほどのThe problem was easily solvedKen has easily played tennis.なども文末に副詞を置くことができるんです。副詞は自由度が高いことがよく分かるポイントですよね。

The problem was easily solved

The problem was solved easily.

 

あとがき

今回はいかがでしたでしょうか。各品詞によって、ある程度置く位置をパターン化できるというのはTOEICでは非常に重要なこと、ただでさえこの後にはうんざりするほどの長文が控えていますので、ぜひ瞬殺できるものは瞬殺して時間を無駄に使わないようにしましょう!

 

また会いましょう。

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