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● みなさんこんにちは、まこちょです。
TOEICで730~をスコア目標に掲げているみなさん、計画的にTOEIC学習計画をしているでしょうか?「問題集」「対策本」を一生懸命やっているのになかなかスコアが上がらない…そんな人は今一度TOEICの勉強方法を見直してみるいい機会です。
TOEICはやみくもに問題集をこなしてもなかなか得点に結びつきません。いや、言い換えると得点には結びつくのですが、そのためにはしっかりとした「段階」をこなしていかなければならないんです。
TOEICはスコアに応じて異なる勉強法が必要なのですが、その点を曖昧に考えているために勉強法が空回りしている方がよくいらっしゃいます。せっかく時間を取って積極的に英語学習を行っているわけですから、効率的にスコアアップを狙いたいものですね。
そこで今回はTOEICスコア730点をゲットするためには、まず何を押さえればいいのかを解説します。つまりここから学習することによってスコア獲得が容易になるその勘所を余すところなくご紹介します。
会社の昇進や就職活動等、TOEIC730点がどうしても必要だ、と考えている方は、ぜひ以下の勉強ポイントを吸収していただければと思います。
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目次(Contents)
TOEICテスト公式問題集をやりこむことが重要
まずみなさんにお聞きしますが「TOEICテスト公式問題集」をフル活用しているでしょうか?過去問が公開されることがないTOEICにおいて、本番に近い問題をすることができるのは現行この教材だけです。
はっきりいってこの問題集をこなさないで本番に臨むなんて、思わず「本気ですか?」と疑ってしまうレベル。一度もやったことがないという人はとりあえず手元にそろえるのを強くお勧めします。
このTOEIC公式問題集はさすが「公式」とうたっているだけあってすべてが本物とそっくりです。ナレーターも本番と同一人物を起用しているので、耳に慣れたナレーターで本番も望めるというのはかなりのアドバンテージになります。
また当たり前の話ですが、各パートの頻出パターンも完全に網羅していますので、間違っても本番で出題されない単語や表現などは絶対に使われていません。へたにいろいろな問題集に手を出すくらいならば、公式問題集を徹底的にやりこんだ方が効果は絶大です。
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リスニングを徹底的に極める!
このようにTOEICのスコアを上げるのに公式問題集を使い倒すのは極めて有効な手段になります。特にTOEICで730点のスコアをゲットするには、リスニング力向上が絶対に必要。そこで以下では公式問題集を使ったリスニングの効果的な学習方法をご紹介します。
リスニングはリーディングよりも短期間でスコアアップしやすい
TOEICのスコアアップでまず着手すべきなのはリスニングの強化。リスニングはリーディングと比べてもスコアが上がりやすく、スピード・音の変化に慣れるとすぐに得点が上がっていきます。モチベーションアップにもつながりますし、いいことずくめなんです。
ですがこのリスニング、意外と「聞くだけ」学習の人が多いのが残念です。リスニング学習のポイントは「耳と口」の強化ですので、「聞くだけ」ではなく積極的に「音」を活用すると短期間でも目覚ましく向上していきます。
つまり、公式問題集でのリスニング学習は、一度解いてからがスタートということになります。
コツはリスニング → リピーティング
リスニング力を上げるにはリスニングするだけではなくて、聴き取った英文を口に出す「リピーティング」が必要不可欠です。つまり自分で発音するのが非常に効果的。自分で発生できるようになれば音も自然と聞き取れるようになれます。
よく発音が苦手だからと口に出すのをおっくうがる方がいますがこれはもったいないですね。別に流暢な発音じゃなくても構いませんし、そもそも最初からそんなに上手に発音なんてできません。
大事なのは声に出すことと【なるべくナレーターの音に似せて発音すること】。こうすることで徐々に皆さんの頭の中に英語の「音」が染み込んできます。
初級者はPART1 ~2のリピーティング
TOEICのPART 1 / 2の文章は短いものが多いので英語初学者でも取り組みやすいです。したがってリスニング→リピーティングの訓練を積むのにおススメ。特に声に出して読むときには同時に紙に書いて学習する方法(ディクテーション)が効果的です。なんせ英文が短いですから、書きやすいんです。
大事なことは口・手を動かすことで頻出の英語表現を刷り込んでいくこと。
これを繰り返していくと、頭の中に使える英文がどんどんストックされていきますのでリスニング能力が格段に向上します。最初はなかなか正確に書くことは難しいので、実際のスクリプトを確認しながらやると良いでしょう。これを繰り返すと徐々にスクリプトをみないで、音だけで英文を正確に判断することができるようになってきます。
中級者はPART3 / 4で暗唱に挑戦
PART3 / 4は1/ 2と比べても扱っている英文が長いです。したがってリピーティングをするのにも難易度が上がりますので、中級者向きと言えるでしょう。
ただしPART3 / 4で登場する会話・説明文のシチュエーションはある程度パターン化されていますので、このパターンを身につけるという意味でもぜひ取り組んでほしいです。展開がある程度分かっていれば、内容が把握しやすくなり、本番でも落ち着いて解くことができるようになりますからね。
特にTOEIC PART3 / 4で多いシチュエーションは以下の通り。
- 電話 ⇒ 問い合わせ・応答・クレーム処理
- ショッピング ⇒ 店員とのやりとりなど
- オフィス ⇒ 同僚との会話・転勤など
- ホテル ⇒ 予約・チェックインなど
- ラジオ ⇒ 交通情報(渋滞・災害)
- 会議 ⇒ 日時・場所・議題など
こういったシチュエーションは毎回同じではありませんが、英語でのやり取りについて、ある程度事前に知っているだけでも心構えが全然違ってきます。
またパート3やパート4で頻出する語句や定型文がいくつかありますので、それを音読しながら身につけるのも重要です。
リスニングのスピードに慣れるコツ
リスニングの「音」はいったいどのくらいのスピードで聞き取れなくなるかご存知でしょうか。じつはこの点もリスニング攻略には重要なポイントになるんです。
よく言われることが、リスニングは「読むスピード以上の英語は聴くことができない」というもの。つまりみなさんが英語を読むスピード以上のリスニングは理解できないということになります。これって重要ですよ。
どれくらいのスピードで英語を読めるかを示す指標をWPM(1分あたりの語数)で表すことができますが、TOEICのナレーターのWPMが150~200程度であるのに対して、訳読レベルの日本人のWPMは80程度。つまりこれでは50%程度しか流れてくる英文を理解できないということになります。
TOEICリスニング問題でパニックになるのはリスニング問題が聴き取れないからなので、素早く情報を処理する能力が必須ということになります。これを打破するには「音読+シャドーイング」を取り入れるのが効果的。しっかりとナレーターの音についていく練習が必要不可欠です。
おすすめシャドーイング方法

ここからは私が実際にやっていた情報処理スピードを上げる訓練方法をご紹介します。以下の流れで英文を処理していくとリスニング能力が飛躍的に向上します。なお全てTOEIC公式問題集のPART3 / 4を使った訓練です。
① ただ聴く
もちろん集中して。5分くらい繰り返して。
↓
② 英文のスクリプトをみながら音読する
この時に分からない語彙・表現を調べておく
音声はいったん止めて「音読」する。5分~10分
↓
③ 音声をつけて「音読」する
スクリプトを見ながら。ナレーターとの音の違いを感じながら。5分~10分
↓
※ 順調にいくとこのあたりで喉がカラカラになるので、一旦水分補給しましょう(笑)
④ シャドーイング開始(1回目)
最初はスクリプトを見て。カエルの合唱みたいなのでやってて楽しい。5分~10分
↓
⑤ シャドーイング開始(2回目)
本を閉じて。音声だけを頼りに、ナレーターの後に続く(15分くらい)
この⑤番目のシャドーイングですが、やってみてください、相当難しいですから。最初はしどろもどろになってなかなか言葉が出てこないはずです。私もそうでした。
最初はこのシャドーイングが終わると頭が割れるように痛くなったものです(笑)ですが、しつこく毎日続けてみてください。そのうちだんだんとついていけるようになります。そして頭痛もちょっとずつなくなってくるんです。
その頃には今まででは信じられないくらいにリスニング処理能力が向上しているのが分かるでしょう。キツイですがびっくりの効果を得られることができます。
ちなみに私は、この⑤を通勤中の車の中で行っています。行き帰り30分ずつ。最初はしんどかったですが、だんだんとできるようになるから不思議です。最近ではもはやこれだけでは飽き足らず、ナレーターの英語速度を1.5~2倍に上げて、同様なことをやっています。まるでドラゴンボールの「精神と時の部屋」にいるようです(古いな)(笑)。
ちなみに私はウォークマンの倍速機能を使っているのですが、以下のアイテムは本当におススメ。ピンポイントでスピードを速くしたり遅くしたりなどと自由自在です。修行したい人は選択の1つに加えても良いのではないでしょうか。
リスニングにウォークマンは正直使える!以下の記事をどうぞ
あとがき

リスニングを鍛えるのはTOEICでハイスコアをゲットするには絶対必要なポイント。特にセンター試験でまだリスニングが試験科目に加わっていなかった時代の受験生は、このリスニングが苦手な傾向があるようです(ちなみに私もその傾向がありましたので、リスニングの鍛え直しは苦労しました)。
ただ、あなたの耳は鍛えることができます。しかもしっかりと訓練すると本人もびっくりのリスニング能力を得ることができるようになりますので、ぜひトライしてみてくださいね!
また会いましょう。
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